プログラミング的思考を学ぶ小学生向けコンテンツを開発

ITエンジニアとなって街の配達システムを考える出前授業

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2018年06月07日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC) は、2020年の小学校プログラミング教育の必修化に向けて、小学校5~6年生を対象にした新規プログラミング教育コンテンツ「みんなでチャレンジ!ITエンジニア」を開発しました。6月下旬から小学校を対象に出前授業(出張授業)を実施します。

新コンテンツ開発の背景

CTCでは2015年度から、考える力(論理思考)、創り出す力(創造性)、伝える力(表現力)を養う場として小学校4~6年生向けのプログラミングワークショップ「未来実現IT教室」を開催しています。

これは、タブレット端末とビジュアルプログラミング環境「ピョンキー」で自分だけの物語をつくる2時間半のワークショップ「遊べる物語」です。これまでに小学校やイベントなどで25回(約600名が参加)開催しました。

2020年の小学校でのプログラミング教育必修化に向けて、「遊べる物語」を開催する中で収集した先生方からの「何から手をつければよいかよくわからない」、「プログラミングはやったことがない」という声などを基に、自社のノウハウを加えた新たなコンテンツ「みんなでチャレンジ!ITエンジニア」を開発しました。特に教える側の先生方の立場に立ったコンテンツとなるよう心がけました。

新コンテンツのポイント

未来実現IT教室
  • 教育指導要領に沿った内容
  • 社会科の授業「産業や情報化を扱う単元」にそのまま組み込める
  • 自治体によって格差がある学校のICT環境に左右されないプログラム
  • 配送計画の効率化を行う自社ソリューション 「MAMS(Mobile Asset Management Service)※1」が題材

「みんなでチャレンジ!ITエンジニア」とは

子供たちが「ITエンジニア」となり、ITが身近で使われていることや世の中を便利にするために役立つことを学びながら、街の配達システムをプログラミング的思考で考えます。
小さなセンサーロボット(Ozobot)と独自に開発した地図を使い、何通りもある配達ルートの中から最適なルートをグループワークで導き出すアクティブラーニングです。

プログラミング言語は用いずに、色の組み合わせ(カラーコード)でプログラミング的思考を体験できることも特徴です。NPO法人企業教育研究会の協力を得て開発し、千葉大学教育学部附属小学校などでの検証授業を経て完成しました。

「みんなでチャレンジ!ITエンジニア」概要

対象 小学5年生~6年生
対象教科 社会科の「産業や情報化を扱う単元」 45分授業×2コマ
授業内容 ITエンジニアになって「街の配達システム」を作ろう。
  1. ITが身近にあり、生活を便利にしていることを理解する。
  2. IT技術を支える人材としてITエンジニアがいることを知る。
  3. 小さなセンサーロボット(Ozobot)と地図を使って配達ルートを考える。
検証授業でのグループワークの風景

検証授業でのグループワークの風景

独自の地図を走るセンサーロボット

独自の地図を走るセンサーロボット

「未来実現IT教室」のコンテンツは「遊べる物語」と「みんなでチャレンジ!ITエンジニア」の2つになりました。今後も教育現場のニーズに即したコンテンツを提供し、次世代を担う子供たちの育成に貢献していきます。

※1モバイル端末を利用して商品の受注と同時に、お届け日時の指定から宅配リソース計画、配送実行、業務報告、貨物追跡サービスまで、物流に必要なあらゆるサービスをワンストップで実現する自社ソリューション。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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