2014年12月24日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、独自のプライベートクラウドソリューション「VM Pool(ヴイエム・プール)」シリーズに、VMware社のネットワーク仮想化ソフトウェア「VMware NSX™」とITサービス自動化ソフトウェア「VMware vRealize™ Automation™」をラインナップに追加し、本日から、運用の自動化機能を備えたプライベートクラウドソリューション「Next Generation VM Pool」として販売を開始します。販売価格は最小構成が約2,000万円で、社内システムの統合やITサービス自動化、ネットワークセキュリティの強化を検討している企業を中心に提案し、1年間で30億円の売上を目指します。
近年、プライベートクラウドを使用したシステム統合の普及に伴い、業務内容に応じたITシステムの標準化やポータルサイトを通したセルフサービス化、ハイブリットクラウドの活用、管理者の運用負荷軽減のための自動化機能など、プライベートクラウドには、パフォーマンスやセキュリティに加え、様々な付加的な機能が求められています。
今回、提供を開始するNext Generation VM Poolは、検証済みのプライベートクラウド環境に加え、ネットワーク設定の自動化や高度なセキュリティ、エンドユーザー自身によるセルフサービス機能等をパッケージ化したソリューションです。Next Generation VM Poolを使用することにより、仮想サーバの移動や増減に伴うネットワーク変更、社内でのインフラサービスの提供等が自動化されているため、システム管理業務を効率化することができ、運用コストを最大で6割削減できます。
CTCは、検証済みの組み合わせで短期間での導入を可能にする仮想化ソフトウェア、サーバ、ストレージがパッケージ化されたプライベートクラウドソリューションVM Pool(ヴイエムプール)を2007年から提供しています。仮想サーバの追加やサービス提供に伴う設定など、お客様から運用業務の軽減の要望があり、今回、VMware社のネットワーク仮想化ソフトウェア「VMware NSX™」とITサービス自動化ソフトウェア「VMware vRealize™ Automation™」をラインナップに追加しました。
CTCは、クラウド間やデータセンター間でのシステム連携を、ソフトウェアにより効率的かつ自動的に管理するITインフラソリューションとして、Software Defined Infrastructure(SDI)というコンセプトを掲げています。今後も、SDIを実現するため、Software Defined Storage(SDS)※1 機能やハイブリッドクラウド連携など、Next Generation VM Poolの機能を拡充していきます。
Next Generation VM Poolでの提供範囲
今回の発表にあたり、VMware, Inc.から以下のコメントを頂いております。
VMwareは、CTCによるプライベートクラウドソリューション「Next Generation VM Pool」の発表を歓迎いたします。
VMwareとCTCは、パワフルな「VMware NSX™」によるネットワーク仮想化、およびクラウド管理自動化ソフト「VMware vRealize™」により、お客様のSoftware-Defined Data Centerの構築を支援しています。
今回、これら「VMware NSX™」および「VMware vRealize™」が一体化され組み込まれた「Next Generation VM Pool」により、日本のお客様は、ハードウエアコストを下げながら、ビジネスの俊敏性、高い効率性およびセキュリティを向上することができます。
VMwareは、Software-Defined Data Centerによるお客様のビジネス革新のため、これからもCTCと協力して参ります。
VMware, Inc.
ネットワーク・セキュリティビジネス部門担当
上級副社長兼ゼネラルマネージャ マーティン カサド
VM Poolシリーズについて
VM Poolシリーズは、CTC独自のプライベートクラウドソリューションです。仮想化黎明期からの技術検証や豊富な導入実績に基づくノウハウを集約し、国内でも採用実績の多い製品群を最適に組み合わせたマルチベンダ構成のプライベートクラウドソリューションとして提供しています。
関連イベント
本リリースに関連して、以下のイベントで「Next Generation VM Pool」に関する講演を行います。
タイトル | 仮想化インフラの最新動向とセキュリティ強化の新発想 ~米国のトレンドと国内での活用例~ |
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開催日時 | 2015年1月21日 14:00~15:30 |
会場 | 東京コンファレンスセンター・品川 |
URL | https://ctc-form.jp/public/seminar/view/428 |
- ※1 Software Defined Storage(SDS)とは:多種多様なストレージをソフトウェアで一元管理する仕組み。ストレージリソースをプール化し、スナップショットやデータ複製の機能をベンダーに依存せず統一的に使用できる。
- ※ VMware、VMware vRealize、vRealize Automation、 NSXは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。「パートナー」または「パートナーシップ」という言葉は、VMwareと他社との法的な協力関係を示すものではありません。
- ※ 将来見通しに関する記述についての注記:本プレスリリースには、CTCの将来見通しならびに製品価格に関する記述が含まれますが、VMware Inc.がその将来の結果、活動や業績、ならびに製品価格について一切関知するものではありません。
現在掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
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