空港の運用状況に関する定量評価サービスを開始

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（代表取締役社長：菊地 哲、本社：東京都千代田区、略称：CTC）は、空港計画に関するデータ分析や空港シミュレーションの20年以上にわたる知見をもとに、空港の運用状況についての定量的な評価診断サービスを開始します。空港の運営に携わる第三セクターや地方自治体、運営事業者などに向けて提供し、空港全体のビジネスで3年間で5件の新規受注を目指します。

2013年に「民活空港運営法」^※1が成立し施行されて以来、国際的な産業競争力の強化や海外需要の取り込み、地域活性化などの目的で空港経営の民営化が進んでいます。

今回提供を開始する空港の定量評価サービスは、滑走路、誘導路、エプロン^※2などの飛行場、保安検査や入国審査を含めたターミナル施設などの利用状況を調査し、シミュレーションに基づく定量評価をもとに課題対策や収支計画の改善提案を行うものです。

空港のマスタープラン作成、滑走路の容量算出、運用計画の策定、運航情報システムの開発など、20年以上にわたる空港関連ビジネスの実績で蓄積したノウハウを活用し、空港運用におけるコスト削減や効率的改善の支援を行います。定量評価サービスは、空港運営の世界標準となっているIATA（International Air Transport Association、国際航空運送協会）^※3の空港整備マニュアル「ADRM（the Airport Development Reference Manual、空港整備マニュアル）」^※4などに準拠しており、診断内容を広く関係者と共有することで、空港運営の効率化や改善を図ることができます。

CTCは今後も、シミュレーション技術の高度化に取り組み、関連サービスを拡充していくことで、航空の総合的な発達及び、国内産業や観光などの国際的な競争力の強化、地域経済の活性化に貢献していきます。

サービスURL：http://www.engineering-eye.com/category/06/service.html