コンテナ型仮想化の活用サービス「C-Native」を提供開始

高い柔軟性や安定運用を実現するクラウドネイティブ環境でITサービスの品質を向上

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2020年10月01日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、効率的なITインフラの利用を可能にするコンテナ型仮想化について、導入や移行、有効利用や運用支援などをパッケージ化した活用支援サービス「C-Native」を本日から提供します。システム運用の業務の効率化や迅速なITサービスの提供を求めるお客様に向けて提供し、3年で20億円の売上を目指します。

デジタルトランスフォーメーションを支えるITシステムでは、急激な負荷の変化への対応や、タイムリーで継続的な機能改善が求められており、1台のサーバで複数のアプリケーションを効率的且つ安全に実行できるコンテナ型仮想化の技術が注目されています。

また、パブリッククラウドやプライベートクラウドを連携させてコンテナを活用するシステムはクラウドネイティブ環境とも言われ、今後の利用拡大が期待されています。

今回提供を開始するC-Nativeは、コンテナ型仮想化の技術について、導入や移行、有効利用や運用支援などをパッケージ化したサービスです。コンテナの導入にあたり、既存のアプリケーションやシステムの状況のアセスメント、システム環境の設計や構築、既存システムとの連携、運用の設計や継続的な改善などの支援サービスをワンストップで提供します。また、社内のシステムと一般的なパブリッククラウドとの連携も行うことで、既存アプリケーションのクラウドネイティブ化も行います。ユーザー企業は、リソースの負荷状況に応じて従量課金のパブリッククラウドを利用し自動拡張の機能を使用することで、社内システムを最小限の構成で済ませることができるため、システムコストの削減にもつながります。

C-Nativeは、レッドハット社のコンテナ管理プラットフォーム「Red Hat OpenShift」を利用しています。Red Hat OpenShiftは、コンテナの構成管理や自動化の機能を備えたオープンソースソフトウェアKubernetesをベースに、開発や運用に関する企業向けの機能が追加されています。

ITインフラとしては、CTCの独自のクラウドサービス「TechnoCUVIC」に加え、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)のブレードサーバ「HPE Synergy」、オールフラッシュストレージ「HPE Nimble Storage」を提供します。また、オンプレミス向けのIaaS型環境を構築できる「HPE GreenLake」との組みあわせもサポートします。また、Red Hat OpenShiftは、日本マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」にパッケージ化された「Azure Red Hat OpenShift」でも提供します。

CTCは、Red Hat OpenShiftを中心としたレッドハット社のパートナープログラムRed Hat OpenShift Managed Practice Programに参加しており、今後も、C-Nativeの対応インフラの拡充や、クラウドネイティブのベストプラクティスの蓄積を通じて、お客様サービスの更なる品質向上に貢献していきます。

C-Nativeのサービスメニュー

サービス名 内容
Application
Assessment
Service
既存アプリ資源を分析、コンテナ化に向けたアセスメントを実施
主要リスクをまとめてレポート提供
Implement
Service
基盤構成の要件検討、設計/導入支援を実施
ベストプラクティスを基に最適な基盤構成や料金体系を提供
新技術の採用を納期・工数を最小化して提供
Managed
Service
導入後の運用作業、運用改善など運用サポートを実施
マルチクラウド環境でもワンストップでサポート提供

本サービスの紹介ページ

詳細情報は下記、C-Native紹介ページをご覧ください。
http://www.ctc-g.co.jp/solutions/c-native/

今回のプレスリリースにあたり、以下のコメントをいただいております。

レッドハット株式会社は、業界で最も包括的なエンタープライズKubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftを中核とした、CTCの「C-Native」のサービス開始を心より歓迎いたします。CTCは、OpenShiftマネージド支援プログラムである、Red Hat OpenShift Managed Practice Programに加入され、レッドハットSRE(Site Reliability Engineering)の最新運用ノウハウを取得されています。お客様は「C-Native」を利用することで、刻々と変化するビジネスニーズに対して、より迅速に効率的にクラウドネイティブ・アプリケーションを開発、マルチクラウドにて展開可能な環境と安定したエンタープライズグレードの運用支援を享受することが可能です。今後もレッドハットは、CTCと様々なプログラムで連携・協業し、日本におけるクラウドネイティブ・アプリケーションの利用推進に貢献してまいります。

レッドハット株式会社
常務執行役員
パートナー・アライアンス営業統括本部長
金古 毅

日本マイクロソフト株式会社は、CTCの「C-Native」のサービス開始と、それに伴うAzure Red Hat OpenShiftのサポート対応開始を心より歓迎いたします。Azure Red Hat OpenShiftはレッドハットとマイクロソフトが共同開発・サポートを行うフルマネージドのOpenShiftソリューションで、現在、国内東西両リージョンでご利用頂けます。変化するビジネスニーズに応じたアプリケーションをより迅速に構築・展開が求められる昨今、多くの企業がクラウドネイティブ環境の導入を検討しますが、それは決して容易に実現できるものではありません。CTCがお持ちの知見とノウハウ、そしてレッドハットと弊社が持つオープンソースとクラウドの専門知識を掛け合わせ、日本のお客様に最適化されたクラウド導入・活用と更なる事業発展に貢献して参ります。

日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員
パートナー事業本部 副事業本部長
近藤 禎夫

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は、CTCの「C-Native」のサービス開始および、HPEのサーバ、ストレージ、サービスがITインフラに選定されたことを心より歓迎いたします。選定されたHPE Synergyブレードサーバはコンテナ型仮想化に最適で柔軟なリソースの構成が可能となり、HPE Nimble StorageはAIを駆使した自己管理機能を有し99.9999%の可用性を保証しています。また、これらITインフラのクラウド的な活用を可能にするサービスであるHPE GreenLakeとの組み合わせは、優れた経済性だけでなく、急激な環境の変化にも柔軟かつ俊敏な対応を可能にします。HPEはCTCの事業発展に、パフォーマンス、信頼性、セキュリティに優れたITインフラのas-a-service提供により貢献してまいります。

日本ヒューレット・パッカード株式会社
取締役 常務執行役員
パートナー営業統括本部長
西村 淳

  • Red Hat、Red Hat logoおよびOpenShiftは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.およびその子会社の商標または登録商標です。
  • Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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