企業向けメタバース開発環境の簡易導入パッケージを提供開始

NVIDIA Omniverse™ Enterpriseを活用して、企業が利用する仮想空間を短期間で実現

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2022年07月25日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、NVIDIA社の3Dデジタルコンテンツ制作におけるリアルタイム・コラボレーションおよびデジタルツインのシミュレーションのための開発プラットフォーム「NVIDIA Omniverse™ Enterprise」(以下:Omniverse)を活用したメタバースの開発環境の簡易導入パッケージ「Omniverse Starterパッケージ」を本日から提供します。ハードウェアやOmniverseの活用プランニングなどをパッケージ化して、企業におけるメタバースの構築や利用を短期間で可能にするもので、価格は260万円(税抜き)からです。デジタルツインやVRなどの技術を通して、業務プロセスの最適化を図る製造業や建築業のお客様を中心に展開し、Omniverse関連ビジネスで、3年間で10億円の売上を目指します。

近年、5GやIoTの進展により、工場や製造ラインなどを仮想空間(メタバース)に再現するデジタルツイン技術に注目が集まっています。生産計画や製造ラインの変更などを仮想空間で実施することで、検証や試行を容易に行うことができ、製造プロセス全体の最適化につながります。しかし、システムの導入には、ハードウェアを含めた設計や構築など、一定の期間が必要になります。

CTCは、仮想空間を複数のユーザーが共同で開発するためのNVIDIA社のプラットフォームOmniverseの取り扱いを既に開始しており、今回、14名まで同時に使用できるOmniverseライセンス、活用のためのプランニングサービスに、デル・テクノロジーズ社のハードウェアを加え、簡易導入のパッケージをメニュー化しました。Omniverseの利用環境の導入から運用までを総合的に支援するものです。

活用のプランニングサービスでは、Omniverseの機能や活用事例を紹介し、お客様が仮想空間で実現したいテーマを創出するワークショップを実施します。ワークショップの結果に応じて、NVIDIA社のGPUを搭載したデル・テクノロジーズ社の3つのモデルからお客様の用途に合わせた最適な選択ができ、早期の仮想空間の構築が実現できます。Omniverseは、光の反射や屈折、影などを精密に表現して、実写に近い仮想空間を制作できるため、同時に大量の計算が可能なNVIDIA社のGPUと親和性が高いことも特徴です。

導入後は、仮想空間や3Dデータに関する専門知識を持つCTCのエンジニアが、お客様の3Dデータの活用を支援するサービスもオプションで提供します。

CTCは、CADやVRなどの3D画像ソリューションの提供や、Omniverseを始めとするNVIDIA社の製品の取り扱いで得たノウハウを活かして、本パッケージを開発しました。また、デル・テクノロジーズ社のパートナープログラムでは最高位のTitanium Blackパートナーです。

今後は、Omniverseとリモート環境のソリューションを組み合わせ、リモートユーザーの環境を含めたメニュー化も視野に入れ、お客様の更なるDXに貢献していきます。

Omniverse Starterパッケージ参考価格

モデル名 参考ハードウェア 参考標準価格※1
据置型デスクトップPCモデル Dell Precision 3660
GPU:NVIDIA RTX A5500を搭載
¥2,600,000
可搬型ノートPCモデル Dell Precision 7670
GPU:NVIDIA RTX A4500を搭載
¥3,000,000
据置型デスクトップPC(VR対応)モデル Dell Precision 7920
GPU:NVIDIA RTX A6000を2基搭載
¥5,300,000
  • ※1 オプション費用は含まず。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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