クラウド型のデータ分析基盤「SAS Cloud」を提供開始

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（代表取締役社長：柘植 一郎、本社：東京都港区、略称：CTC）は、SAS Institute Japan株式会社（代表取締役社長：シュクリ ダバギ、本社：東京都港区）のデータ分析基盤「SAS Cloud」の提供を本日から開始します。AIを活用したデータ分析や業務プロセスを自動化する機能などがパブリッククラウド上で利用できるサービスで、金融業や医薬品の製造業の企業を中心に展開します。価格はサブスクリプション型として年額2千万円からの提供で、3年間で10億円の売上を目指します。

昨今、各企業ではデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進にあたり、データ分析を含めたデータの利活用を図っていますが、システム導入にはある程度の投資や導入期間が必要となり、コストを抑えて簡単に利用できる分析環境が求められています。

SAS Cloudは、データ分析に必要なツールを網羅したクラウド型の統合分析プラットフォームです。ユーザー企業は、AIを活用したデータの収集・整形・分析や、データを可視化するBI（Business Intelligence）などのSASのソフトウェアを、SASが運用するクラウドから利用することができ、大規模な初期投資を必要とせずに高度なデータ分析に取り組むことができます。処理の負荷に応じてコンピュータリソースを柔軟に増減できるため、大規模なデータ分析に取り組む場合でも高速な処理が実現でき、ビジネスの機会に応じた分析結果の取得が期待できます。

また、ユーザーに分析やITの専門的なスキルがなくても、売上の向上や業務の効率化などの目的から、AIがデータの準備、課題の抽出、解決可能な予測モデルの作成などを自動的に実施する機能もあり、課題の特定や解決案の策定を効率的に行うことが出来ます。

CTCは、2004年にSASソフトウェアの取り扱いを開始し、金融業や製造業向けの大規模な分析基盤システムの構築や保守・運用支援などのサービス提供実績があります。今回、国内の販売代理店としては初のSAS Cloudの提供で、長年のSASビジネスで蓄積したノウハウをもとに、開発や運用での技術支援、データ活用のワークショップ、ツールの設定や操作のQAサポートなどを併せて提供します。

今後も、サービスの拡充に努め、お客様のDXの推進や業務の効率化に貢献していきます。