2022年11月29日
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、以下:CTC)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長:山口 明夫、本社:東京都中央区、以下:日本IBM)がグローバルで展開しているクラウドサービス「IBM Cloud」上で、オープンハイブリッドインフラサービス、マネージドサービス、セキュリティサービス、クラウドネイティブサービスなどで構成するハイブリッドクラウド支援サービス「OneCUVIC」の提供を開始します。CTCは、エンタープライズグレードのハイブリッドクラウド環境において、安全で効率的なITインフラサービスの利用を求める企業を中心にOneCUVICを展開し、3年間で650億円の売上を目指します。
企業におけるクラウドサービスの普及に伴い、複数のクラウドサービスが混在するハイブリッドクラウド環境の利用が進んでいます。特定のビジネスや業務を対象に開始したクラウドの利用が、後に海外拠点も含めた全社の基幹業務にまで拡大するケースもあり、クラウドやツールが混在する「クラウドカオス」の運用状況を解消するためには、海外を含めたシステム全体で一貫性のある運用やセキュリティ・ガバナンスの維持が求められています。
CTCは、複雑化する企業のハイブリッドクラウド環境に対し、特定の製品やサービスに制限されずにオープンでシンプル、かつセキュアなDX基盤に変革する取り組みを、OneCUVICブランドのもとで展開しています。ハイブリッドクラウド環境の全体最適化を支援するOneCUVICの統合コントロールセンターであるCTC-OHCC(Open Hybrid Control Center)を活用することで、ハイブリッドクラウド環境全体に対して一元管理による安定稼働とセキュアなシステム環境が実現可能になります。さらにクラウドネイティブサービスである「CTC-CNS(クラウドネイティブサービス)」の活用により、ハイブリッドクラウド環境全体に亘りマイクロサービスやコンテナなどのクラウドネイティブなワークロードを展開することができます。
日本IBMは、パートナーとの共創深化に向けてパートナーファースト・モデルを推進しており、CTCのハイブリッドクラウドに対する取り組みの実現に向け、CTCと共に、ミッションクリティカルなワークロードにも対応するIBM Cloudやエンタープライズ向けのコンテナ・プラットフォームであるRed Hat® OpenShift®など、IBMの先進テクノロジーを OneCUVICに組み込むことを検討しています。今後は、OneCUVICのサービスメニュー拡充に向け、IBM Power Virtual Serverなどより広範なプラットフォームへの対応、IBM Turbonomicの活用等によるサステナビリティやFinOpsへの対応も検討する予定です。
尚、CTCと日本IBMの連携の深化により、お客様は次のことが可能になります。
- グローバルで利用するミッションクリティカルなシステムのクラウド移行と一貫性のある運用
- グローバルで実績を持つサスティナビリティサービスの利用、ならびに自社システムとの連携と運用
- 業種ごとに最適化されたインダストリークラウドの利用、ならびに自社システムとの連携と運用
- データの流通性・保護性の高いセキュアなクラウドサービスの利用
CTCと日本IBMは、お客様のイノベーション創出に向けた利便性の高いクラウドサービスの利用およびセキュリティ・ガバナンス強化の両立を、OneCUVICでシンプルかつセキュアに実現していきます。
今回の協業スキーム
- ※IBM、IBM ロゴ、ibm.com、IBM Cloud、は、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、https://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
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