2023年05月25日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、生成AIの活用についてのコンサルティングサービス「生成AIアドバイザリサービス」を本日から開始します。利用の検討から導入、既存システムとの連携や生成AIを含めたシステム構築、導入後の定着化まで、状況に応じて支援するサービスです。特定部署での活用や試験導入を検討している企業を含めてサービス展開し、1年間で30社への提供を目指します。
生成AI(Generative AI)は、既存の文章や画像等を学習し、プロンプトと呼ばれる利用者の指示に基づいて新たな文章や画像等を短時間で自動生成する人工知能です。2023年に入り、利用企業が急激に増加していますが、ビジネスでの利用に適う回答を得るには、具体的で明確なプロンプトの設計やビジネスの理解など、AIの性能を最大限に引き出す工夫が必要になります。
今回提供する生成AIアドバイザリサービスは、生成AIの導入について検討から実装までをカバーするコンサルティングサービスです。検討フェーズに対応した「生成AI活用アドバイザリ」、ビジネスに適した回答につなげる「プロンプトコンサル」、企業内の既存システムと生成AIの連携をサポートする「生成AI組み込みコンサル」の3つのメニューから構成されており、著作権侵害や情報漏洩などのリスクも考慮して生成AIの利活用を支援します。生成AIの概要や活用方法に関する勉強会、プロンプト代行、生成AIを活用するためのシステム構成の提言などを含めた幅広い内容で、契約期間は1ヶ月間からです。お客様は自社の状況に応じて必要なコンサルティングを選択することができます。
報告書やプレゼンテーション資料の作成は、情報の収集・要約から文章の作成・校正、添付する画像の取得など、様々な作業があり、生成AIで処理することで、作業時間を短縮し業務の効率化が期待できます。
CTCは、ChatGPTを代表とする文章生成AI、MidjourneyやStable Diffusionをはじめとする画像生成AIの業務適用を積極的に推進し、最近では伝統工芸とAIのコラボレーションを図るプロジェクト「NeuCraft」でも生成AIの活用に取り組んでいます。分析・AI分野では、データ活用やシステム構築や、システム連携などで多くの実績があり、培ったノウハウをベースにお客様に最適な生成AIの活用や定着化を支援します。
また、生成AIを含めてAIの利活用によりビジネスの変革につなげる体制として、4月にはAXタスクフォース(AX:AI Transformation)を社内に設置しました。社内文書の制作やコーディングなどを含めてCTCグループで生成AIを利用していく環境の整備から、利用ルールの策定、利活用に関する戦略及びサービス開発の検討、生成AI関連サービスの統括などを担い、社内業務での利用やお客様への提供を促進していきます。
CTCは今後も、AIの利活用における姿勢をまとめたCTCグループの「AI倫理原則」を遵守し、AIの有効な活用方法、技術に対する正しい理解、倫理面への配慮を推し進め、お客様ビジネスや社会への貢献に努めていきます。
生成AIアドバイザリのサービスメニュー
サービスメニュー | サービス内容 |
---|---|
生成AI活用アドバイザリ |
|
プロンプトコンサル |
|
生成AI組み込みコンサル |
|
現在掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。