SAPのSaaS型ERPの導入を支援するアセットサービス「Figues Starter」の提供を開始

製造業に特化した手順書や設定テンプレートを活用して導入を早期化

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2025年08月05日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:新宮 達史、本社:東京都港区、略称:CTC)は、SAP Cloud ERP(SAP S/4HANA® Cloud Public Edition、以下:Public Edition)の導入を検討・推進する製造業向けに導入支援アセットサービス「Figues Starter」の提供を開始します。CTCがPublic Editionの導入実績とノウハウを基に作成した業務プロセス(スコープアイテム)ごとの業務フローや導入手順書、設定テンプレートなどのドキュメントを提供して、お客様の円滑な導入を伴走型で支援するサービスです。

Public Editionは、グローバルでの業務プロセスの標準化を実現するクラウドERPで、製造業における部品表(BOM)、生産計画、在庫管理、購買、販売、会計といった幅広い業務領域をカバーしています。一方、Public Editionの導入にはSAPが定義するFit to Standard方式やSAPの導入フレームワーク(SAP Activate)の理解が必要で、専門的なガイドラインや成果物には英語を中心に作成されたものも多く、導入が停滞するケースが課題となっています。

Figues Starterでは、これまでの導入実績とノウハウを活かし、SAP Activateのベストプラクティスをベースにした日本語ドキュメントを提供します。CTCは、SAPが提供するスコープアイテムのうち、製造業に特化した156項目を選定し、それぞれに紐づく800以上のドキュメントを整備しました。

提供するドキュメントは、導入全工程をサポートするテンプレートとして位置付け、CTCの技術者が企業ごとの業務に合わせてカスタマイズし、導入のスピードと品質を両立しながら、導入プロジェクトの各フェーズでの伴走支援を行います。

CTCの支援内容の例(SAP Activateの各フェーズに対応)

ディスカバリー(準備)フェーズ

  • 製造業特有の業務要件を整理し、日本語で解説した「業務プロセス定義書」を提供(スコープアイテム例:Discrete Manufacturing「個別組立製造」、Inventory Management「在庫管理」など)

エクスプローラー(要件確認)フェーズ

  • SAPの標準機能と自社業務の比較(Fit to Standardワークショップ)を実施し、標準機能との適合状況やギャップを「ワークショップサマリー(追加要件や機能拡張の一覧)」として整理。

リアライズ(構築)フェーズ

  • システム設定内容を記述した「ソリューション設定書(最終的に導入する機能群を確定するプロジェクトスコープの定義など)」を日本語で作成。
  • 製造業務に即した「テストスクリプト」を整備し、ユーザーテストや教育の方針やシナリオなどの作成を支援。

今後もCTCは、Public Editionの導入支援サービスを通じて、業務別テンプレートやスコープアイテムの拡充を図り、企業の業務標準化と迅速なクラウド移行の支援に貢献します。

スコープアイテム イメージ

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広報部

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