2023年07月27日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、ローコード開発基盤「OutSystems」を利用したアジャイル開発の効率性向上を目的に、OutSystemsに関連するソリューションを本日から提供します。品質管理やテストの自動化、帳票、アプリケーションの定着化支援などのツールで、OutSystemsを既に利用している、または導入を検討しているお客様向けに提供し、OutSystemsを含めて3年間で250億円の売上を目指します。
近年、各企業では、社会や市場のニーズの変化に応じて付加価値の高いサービスをタイムリーに提供することが求められており、環境の変化に柔軟に対応できるアジャイル開発においても、更なる効率化が必要とされています。
今回提供するソリューションは、設計・実装・データベース・運用などの機能が揃ったOutSystemsと連携して、効果的なアジャイル開発を可能とする4つの開発ツールです。品質管理やテストの自動化、帳票、アプリケーションの定着化支援などで、OutSystemsとの連携は検証済みのため、短期間での導入が可能です。
また、開発したアプリケーションについて、利用者の操作を支援するツールも含んでおり、アプリケーション利用の定着化にもつながります。各ツールの概要は以下の通りです。
各ツールの概要
Boncat(ボンキャット)
- アプリケーション開発の品質や生産性を自動で評価
- FP(ファンクションポイント)法※1で機能別に開発の難易度をスコアリング
- レビュー工数の削減や早期問題の発見を実現
mabl(メイブル)
- ソフトウェアの結合やUI(ユーザインタフェース)テストを自動化
- AIで機能の追加・改修に伴う仕様変更を検知し、テストを自動で修正
StimulsoftEX(スティムルソフトイーエックス)
- OutSystems で作成したデータベースを短期間で帳票として出力
- ブラウザ上で複雑なレイアウトの帳票テンプレートを作成可能
- ドラッグ・アンド・ドロップの操作で、データベースと帳票が連携
Pendo(ペンド)
- テキストや画像・動画などで、システム利用者の操作方法を自動で支援
- システム利用状況の分析機能で、ソフトウェアの費用対効果の算出や課題を抽出
- マニュアル更新を最小限に抑えつつ、サポートデスクへの問い合わせも削減
CTCは、2015年からOutSystemsの日本での取り扱いを開始し、OutSystemsを利用した大規模なシステムの設計や構築、保守、運用、教育などのサービスを提供してきました。今回、本ソリューションの提供に加えて、導入前の構築支援や操作方法に関するヘルプデスクなど、トータルなサポートサービスも提供します。
CTCは今後も、アジャイル開発でのサービスやオプションの拡充に努め、デジタル技術を利用したお客様の新規ビジネスの創出や業務の効率化を支援していきます。
各ツールの開発会社や価格など
製品名 | 開発会社 (本社所在地) |
提供方法 | 提供価格(年間) |
---|---|---|---|
Boncat | Boncode Software Remediation B.V.(オランダ) |
サブスクリプション | 300万円~ |
mabl | mabl Inc.(米国) | ― | |
StimulsoftEX | 株式会社REQWARE(日本) | 80万円~ | |
Pendo | Pendo.io, Inc.(米国) | 500万円~ |
- ※1 FP(ファンクションポイント)法:ソフトウェアの機能(画面やバッチ、帳票などの出力ファイル、データベースなど)を外部入力、外部出力、外部照会、内部論理ファイル、外部インタフェースファイルなどに分け、その個数や難易度から開発コストを算出
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