2022年08月30日
一般社団法人神戸青年会議所
みなとまつり特別委員会
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
一般社団法人神戸青年会議所(理事長:小西 毅、以下J C I神戸)、みなとまつり特別委員会(委員長:村主 靖典)、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、略称:CTC)は、2022年7月17日と18日の2日間にわたり開催された「第21回Kobe Love Port・みなとまつり」(以下、みなとまつり)で、イベント運営の改善や参加者の利便性の向上を目的として、CTCのバーチャル空間「CTC Digital Base※1」とAI映像解析サービス※2を活用し、実証実験を実施しました。
みなとまつりは、神戸の「海」と「港」に感謝を捧げるために、2002年から市民・行政・企業が一体となって開催しているイベントで、毎年5万人以上が参加しています。大規模なイベントの開催に制限がある中で、J C I神戸、みなとまつり特別委員会は、みなとまつりをより一層、安心・安全に楽しめるイベントとするために情報サービスの充実を検討していました。
みなとまつりでは、メタバースの体験を提供するためCTC Digital Baseを活用しました。参加者は、自宅からバーチャル空間内のアバターを操作して、臨場感のある3D空間で、神戸市に関連する展示ブースを巡ったり、ライブ配信映像を視聴したりしました。みなとまつりのリアルな会場内にも特設ブースを設置し、多くの参加者がメタバースの会場を体験しました。
また、リアルの会場では、入場ゲート周辺に設置したカメラの映像をAIが解析し、会場内の入退場者の人数をカウントし、混雑の状況をモニタリングしました。一人ひとりにIDを割り振り重複せずにカウントでき、人同士の重なりや障害物によるカウント漏れも防ぐ精度の高い計測が可能なシステムです。解析した情報から入退場者数の累計を取得して、みなとまつりのウェブサイトに公開しました。
J C I神戸、みなとまつり特別委員会、CTCは、みなとまつりの参加者からの意見をもとに、バーチャル空間内のコンテンツ、イベント運営などの今後の改善につなげていきます。
みなとまつり神戸の様子
- ※1 CTC Digital Base: 3D仮想空間サービス「Virbela」を利用したメタバースの施設。Virbelaは、オフィスや商談スペース、学校などをオンライン上で仮想施設として開設し、ユーザーの分身であるアバターを使用して会議やイベントなどを開催できる米eXp World Technologies, LLC.のクラウドサービス。
- ※2 Gorilla Technology社が提供するAI映像解析を活用したIoTカメラソリューション。
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