2011年09月05日 シーティーシー・テクノロジー株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下:CTC)のグループ会社で、ITシステムの保守サポート及び運用サービスを提供するシーティーシー・テクノロジー株式会社(代表取締役社長:藁谷二郎、本社:東京都千代田区、以下:CTCT)は、システム運用業務の負荷軽減を目的として、自社開発のサービスデスクツール(※1)ITLifeGearにインシデント(※2)のクロス集計機能を活用して短時間で潜在的問題を特定できるように機能強化した、新バージョンの販売を本日より開始します。
ITLifeGearは、CTCTのシステム運用サービスの品質向上と効率化を図るために、自社の運用サービス現場のニーズをもとに自社開発したサービスデスクツールです。製品・サービス形態は、お客様業務に合わせて柔軟なカスタマイズが可能なライセンス版と、初期コストや運用コスト(工数)の大幅な軽減が可能なSaaS版をラインナップしています。
ITLifeGearでは、ITシステム運用でサービス品質向上に最も効果が期待できるインシデントの管理(対応履歴含む)と、その根本的原因(問題)に関する情報、および機器構成情報や機器変更履歴を一元的に管理します。この結果、同類インシデントの再発が防止され、システム管理工数の削減が期待できます。ITLifeGearの新バージョンでは、運用サービス現場における報告書作成の負荷軽減と、インシデントの傾向分析による迅速なシステム障害状況の把握を目的に、クロス集計機能(インシデント・問題傾向分析機能)を追加しました。この機能により、従来1日から2日程度の時間をかけてExcelなどで作成していた運用定例会用の報告資料や、インシデント傾向分析資料が数回のマウスクリック・数分の所要時間で作成可能となります。また、インシデントを分析することでシステム障害・故障の傾向分析ができ、潜在的なシステムの問題を特定して障害の未然対処も可能になります。このほか、ワークフロー機能やインシデント割当機能も新たに追加され、従来は運用ルールでカバーしていた業務対応を、システム内で一元的に処理・管理することができ、さらにシームレスなITシステムの運用管理業務が実現します。
CTCTでは、新たに機能強化したITLifeGearで、ITシステム運用事業者(企業内システム運用部門)、データセンター、コールセンターなど、ITシステム運用業務の高品質化と効率化を進める企業を支援していきます。
ITLifeGearの主な追加機能
クロス集計機能
ITLifeGearで管理しているインシデント情報をもとに、ユーザー指定の期間で様々な集計をすることができ、集計結果はExcel形式のファイルでダウンロードすることもできます。
- インシデント件数をホスト別・重要度別・月別・ユーザー設定項目などに集計
- 問題に関連付けされているインシデント件数の集計
- 問題の分類集計
ワークフロー機能
障害や問題への対処を目的としたシステム変更作業に際して、各担当者や管理者への作業申請・承認が可能です。承認フローはユーザーが自由に作成して選択することができるため、業務形態に即したワークフローが適用できます。
インシデント割当機能
インシデント担当者の割当を管理する機能で、各担当者の対応責任を明確にすることができます。各担当者には割当メールも自動で送信することができ、自身に割り当てられたインシデントは、画面上で確認することができます。インシデント受付部署からサポート部署へのインシデント引継ぎに有効な機能です。
また、CTCTではITLifeGearの新バージョン発売開始に伴い、2011年12月31日まで特別価格キャンペーンを実施します。
シーティーシー・テクノロジー株式会社について
シーティーシー・テクノロジー株式会社は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社のグループ会社で、保守・運用・監視サービスなどのお客様サポートを担う中核企業です。マルチベンダー環境で培った高い技術力と問題解決力をベースに、全国約100ヵ所のカスタマーサービス拠点から、24時間365日体制でお客様のシステムをサポートします。また、ベンダー各社の認定トレーニングを始めとする教育・研修サービスや、オフィスやデータセンターの移転に伴う、設備の設計や工事などを展開しています。
- ※1 サービスデスクツール:サービス利用者からの問合わせ(インシデントなど)や、システム障害アラートや変更要求の一元窓口となる受付部署(サービスデスク)をはじめ、保守サポート部署との間で対応情報を共有・管理して、サービス品質の向上と効率化を目的に活用するツールです
- ※2 インシデント:何らかの原因によって引き起こされるシステム遅延や動作不良などの事象が "インシデント" であり、ソフトウェアやハードウェアの不具合などインシデントの根本的な原因を "問題" と呼びます。
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