CTC、ログ解析のビッグデータソリューションを提供開始

大量のIT機器のログを活用し、システムの安定運用に貢献

2013年10月09日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称: CTC)は、本日から、各IT機器のログ(動作記録)の活用に特化した、ログ解析ソリューションの提供を開始します。コンサルティングからシステムの構築、運用支援までをトータルで提供し、日々増加し続けるログの管理や分析業務を軽減します。ISPやクラウドサービス事業者等、様々なネットワーク機器を保有する企業や、仮想化技術を使用して大量のサーバからWebサービスを提供している企業を中心に営業展開し、3年間で約30億円の売上を目指します。

企業のITシステムは、サービスを提供するサーバ群、ファイアーウォールやネットワーク負荷分散装置を含めたネットワーク機器、業務ごとに特化したアプリケーションソフトウェア等、様々なIT機器やソフトウェアで構成されており、コンピュータの処理能力の向上に伴い、その種類や構成要素が増加しています。内部統制やセキュリティの観点から、各IT機器の動作の証拠となるログの長期保存が要求されており、大規模なITシステムを保有する企業にとっては、場合によって数ペタバイトにまで及ぶログの格納領域を確保し、障害の予兆やセキュリティ上の脅威といった、企業にとって有益な情報をログからいかに迅速に引き出すかが課題です。

CTCは、今回、CTC総合検証センター「テクニカルソリューションセンター(TSC)」内に開設しているビッグデータに特化した検証施設「Big Data Processing Lab(BPL:ビックデータ・プロセッシング・ラボ)」を使用した検証や、ITインフラソリューションとシステム運用サービスの提供の実績に基づいて、大量なログを解析するためのビッグデータソリューションの提供を開始します。BPLを使用した現状のシステムの検査や検証(PoC:Proof of Concept)から、ログ解析基盤の設計・構築、ログの収集と解析の支援、ログ解析基盤の運用支援までをトータルで提供します。企業は、ログ解析によって、システム障害の予兆を把握し、障害発生前に対策したり、システムへの侵入や改竄等のセキュリティ上の脅威を発見したりすることもでき、安定してシステムを運用することができます。
社内の検証では、並列処理によりログの解析速度が最大で200倍速くなり、BPLを使用した検証事例では、ログの収集・解析に関して最大で80%のコストを削減した実績もあります。

CTCは、2013年2月に、ビッグデータに関するノウハウを集約し、「CTC BD-Navi」としてサービスを体系化しました。ビッグデータにおけるデータ分析・活用のコンサルティングからシステム基盤の導入支援までを提供しており、「製品選定・PoC支援サービス」および「システム基盤導入支援サービス」として今回のログ解析ソリューションを提供します。
今後もCTCは、システム運用におけるビッグデータの活用を推進し、お客様システムの安定稼働に貢献していくとともに、関連するサービスを強化し、お客様のビッグデータ活用を支援していきます。

ログ解析ソリューションの概要

項目 概要
PoC(Proof of Concept) お客様の要望を把握するためにBPLで行う検証サービス
ログ解析基盤の設計/構築 ログ解析のためのITインフラを設計し、構築するサービス
ログ収集支援 データ収集のための設定や、ツールを導入するサービス
ログ解析 お客様の要望に応じたサンプル解析プログラムの提供や、設定を行うサービス
運用支援 バックアップやQA対応等の運用支援サービス

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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