CTC、「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」に参加

再生可能エネルギーの予測技術や出力制御技術を高度化し、需給運用の手法の確立を目指す

2014年06月12日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が公募する「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」(以下:本事業)の委託事業者として、本日採択を受けました。本事業は、2030年頃の再生可能エネルギーの電力系統への大量導入を見据え、電力品質や系統運用上の技術的な課題とその解決策を明らかにすることを目的としており、再委託先を含めた14法人とともに2014年6月から2019年3月までの5年間(予定)で実施します。

具体的には、電力の需給運用に影響を与える風力発電の急激な出力変動の予測技術や抑制技術を開発するとともに、それらを取り入れた需給運用の基本的な手法を確立し、風力発電を予測・制御・運用することが可能な電源と位置付けることで、再生可能エネルギーの連系拡大を目指します。
CTCは、風力発電事業では既に20年以上の支援サービスを提供しており、事業性評価や風力発電機の稼働率の向上支援を含め、設計から運用支援まで総合的なサービスを提供しています。特に、風力発電量調査コンサルティングでは国内50%以上の風力発電事業に携わっています。また、太陽光発電事業でも、発電量調査コンサルティングから、運用支援までワンストップでサービス提供しており、国内外で既にのべ120件以上の事業性の評価実績があります。
また、2011年からは、風力・太陽光発電所の適地選定を含めた計画から、センサーネットワークを活用した運用まで、地域でのエネルギー管理を支援するクラウドサービス「E-PLSM(エプリズム)」も提供しています。

CTCは、長年のサービス提供で培ったノウハウを本事業で活用し、風力発電および太陽光発電の安定化に貢献することで、今後の再生可能エネルギーの普及拡大を目指します。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

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