2017年03月29日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、アマゾン ウェブ サービス(以下:AWS)のクラウド環境におけるデータベースの移行と冗長化を支援するソリューションを本日から提供開始します。今後3年間で50社の受注を目指します。
クラウド利用が浸透し、AWSをはじめとしたクラウド環境に企業システムを構築する企業が増加している中、既存システムからの移行作業の効率化やクラウド上での可用性の確保が求められています。
CTCは、オンプレミス環境からAWSへのデータベース移行と冗長化を支援する「データベース移行ソリューション for AWS」と「データベース冗長化ソリューション for AWS」を新たに開始します。
データベース移行ソリューション for AWSは、オンプレミス環境からAWSへのデータベース移行計画を作成し、実際の移行作業完了までをワンストップで支援するソリューションです。AWSおよびデータベース移行に関する知識と経験を持ったエンジニアが既存システムの利用状況や移行要件を踏まえて、最適な移行方法を提案し、既存システムからのデータ変換作業と移行作業を実施します。提供価格は100万円からです。
データベース冗長化ソリューション for AWSは、可用性を確保しながらオンプレミス上の既存システムのデータベースをそのままクラウド環境で稼働させるソリューションです。ソフトウェア開発を行うサイオステクノロジー株式会社のHAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」とデータレプリケーションソフトウェア「DataKeeper」を使用しており、リアルタイムでのデータの複製や障害直前までのデータ保護、ストレージ機能のミラーリング等を行います。また、冗長化の対象範囲を、通常AWSが対象としているOS、仮想サーバに加えて、ミドルウェアやアプリケーションにまで拡大しており、従来オンプレミス環境で利用していたアプリケーションに変更を加えずにデータベースの移行と冗長化を行うことができます。提供価格は320万円からです。
CTCは2012年からAWSを活用した環境構築・運用サポートサービスCUVIC on AWSを提供しています。AWSの構築実績と、長年培ってきたデータベース移行のシステム構築実績を活かして、クラウド環境へのデータベース移行を支援していきます。
今回の発表に際し、以下のコメントをいただいています。
アマゾン ウェブ サービス ジャパンは、伊藤忠テクノソリューションズによる「データベース移行ソリューション for AWS」と「データベース冗長化ソリューション for AWS」のサービス提供開始を歓迎致します。
昨今、オンプレミスで稼働する既存システムのAWS上への移行ニーズが高まってきており、データベース移行方法について多くのお客様からご相談をいただいております。
今回発表された2つのサービスが、データベースの移行方法を模索するお客様を支援することで、低価格、セキュアで柔軟性の高いAWSクラウドが、より広範囲でお客様に利用頂けるものと期待しております。
パートナー アライアンス本部 本部長
今野 芳弘
サイオステクノロジー株式会社は、伊藤忠テクノソリューションズの「データベース移行ソリューション for AWS」、「データベース冗長化ソリューション for AWS」の提供開始を心より歓迎いたしますとともに、「LifeKeeper」と「DataKeeper」両製品が「データベース冗長化ソリューション for AWS」における中核技術として採用いただいたことを大変光栄に思います。
企業システムのクラウドへの移行が加速する中、AWSの構築実績を数多く持つ伊藤忠テクノソリューションズとの連携を深めることにより、基幹システムのAWSへの円滑な移行と安全で安心できる運用を担保する高可用性を多くのお客様にご提供できるものと期待しております。
サイオステクノロジー株式会社
代表取締役社長
喜多 伸夫
サービス提供フロー図
- ※ アマゾン ウェブ サービス、AWS、Amazon Web Servicesロゴは米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
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