CTCとウェルモ、最適化AIエンジンによる訪問介護のルート生成について実証実験を実施

業務の効率化によりケア受入の拡大に貢献

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2019年06月06日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社ウェルモ

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:菊地 哲、略称:CTC)と株式会社ウェルモ(本社:福岡県福岡市、代表取締役CEO:鹿野 佑介)は、訪問介護事業所や介護士の生産性向上への貢献を目的に、AIを活用して訪問介護のヘルパーを最適に配置するシステムを開発しました。
5月から6月にかけて株式会社アスパル(福岡県福岡市)、株式会社グリーンケア(福岡県福岡市)、株式会社ナイスケア(東京都目黒区)の各事業所で本システムの実証実験を実施します。

訪問介護事業所で生産性向上が求められる背景

日本での要介護者数は年々増加しており、介護保険サービスを受けたくても受けられない介護難民の増加も指摘されています。訪問介護の事業所では、介護ヘルパーの確保や育成が急務の課題であるとともに、訪問介護の業務を効率化し、就労環境の整備やケアの受入拡大につなげることが求められています。

AIによる介護ヘルパーの最適配置システム

今回のシステムは、ウェルモが開発する介護の地域資源プラットフォーム「ミルモネット」と、CTCが開発する最適配置を行うAIエンジンを連携したものです。これにより、ヘルパーと介護サービス利用者の要望を最大限満たして満足度を高めるとともに、ケア受入数を最大化した訪問ルートを自動作成することができます。日時、場所やケア内容だけから判断する場合と異なり、ヘルパーのスキル、休暇や勤務の希望、利用者とヘルパーの相性、事業所に固有のポリシーなど60以上の項目を考慮することで、より最適な割り当てを導出します。

実証実験について

期間 2019年5月21日から6月末日
場所 アスパル(福岡県福岡市)、グリーンケア(福岡県福岡市)、ナイスケア(東京都目黒区)の各訪問介護事業所
内容 「ミルモネット」と連携し、最適化AIが生成したヘルパーの訪問ルートを実運用で検証

今後の展開

CTCとウェルモは、本実証実験を通して、業務への適用度を高めると共にサービス化を進めます。
将来的には、複数の訪問介護事業所及び介護施設を統合的に管理することで、人員最適シフトの適用範囲を拡大して生産性向上を目指します。

最適配置システムのイメージ

最適配置システムのイメージ

本リリースに記載している「最適配置を行うAI」は、CTCが開発しているものです。 株式会社ウェルモが研究開発しているケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタントCPA」のAIとは、異なります。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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