CTC、学術情報ネットワーク(SINET4)に民間企業で初めて承認

自社独自のクラウド型メールサービス「A-Cloud」の提供開始

2011年12月06日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、代表取締役社長:奥田陽一、本社:東京都千代田区)は、CTCが提供する独自の教育機関向けクラウドサービス「A-Cloud Mail*1」が、国立情報学研究所(略称:NII、所長:坂内正夫、住所:東京都千代田区)が構築・運用する学術情報ネットワーク(SINET4*2)の「加入機関向けサービス」として民間企業で初の承認を受けたことを発表します。 これに伴い、SINET4加入大学研究機関へのSINET4経由のA-Cloud Mailの提供を12月から開始します。

SINET4は日本全国の大学・研究機関の学術情報基盤としてNIIが運用する情報通信ネットワークで、今年4月から本格稼働しています。教育・研究に携わる数多くの人々のコミュニティ形成を支援し、学術情報の流通促進を図るため、全国700以上の大学、教育機関が利用しています。

NIIでは2011年7月から、加入機関のさらなる利便性向上のため、クラウドサービスを提供する企業等を「サービス提供機関」と位置づけ、SINET4加入大学研究機関へのアプリケーションやクラウドサービスなどの提供のための接続を認める制度を開始しました。

CTCは、自社独自の教育機関向けクラウドメールサービスA-Cloud Mailの実績をもとに申請を行い、8月に民間企業で初の「サービス提供機関」として承認を受けました。

A-Cloud Mailは、教育機関の利用形態に特化したクラウド型の電子メールサービスです。CTCのデータセンターで稼働しており、停電等の影響を受けずに、24時間365日、学内外を問わずいつでもメールを利用することができます。これまでは通常のインターネット経由でのパブリッククラウドサービスとして提供して来ましたが、今回、SINETに加入する大学・研究機関向けに「A-Cloud Mail SINET4接続オプション」として有償のオプションサービスを開始しました。このサービスは、SINETとCTCデータセンター間を1Gbps専用線で接続し、これを共有するシェアード型サービスです。利用者はこのサービスを利用することで、重要な研究データなどのやりとりに際しても専用線接続並みのセキュリティを確保することができます。また、シェアード型サービスのため、単独で専用線を利用する場合と比較して通信費用を最大8割削減することが可能です。

「A-Cloud Mail SINET4接続オプション」は、12月から東京農工大学(学長:松永是、住所:東京都府中市)で11,000ユーザーの利用が決定しています。

今後CTCは、豊富なクラウドサービスのラインナップと運用の実績をふまえて、教育機関および企業に対して、さらなるサービス提供を拡充していきます。

  • *1A-Cloud Mail
    A-Cloud Mailは、CTCが教育機関向けに提供するクラウドメールサービスです。メールの基本機能に加え、セキュリティ機能を標準提供、新入生・卒業生が重複する年度初めのアカウントが最大3ヶ月間無料になるほか、電話・メール受付の有人サポートセンターの設置、契約満了時のデータ返却など、教育機関の運用に合わせた様々なサービスを提供しています。
    http://www.ctc-g.co.jp/solutions/education/Solution/acloud_m01.html
  • *2SINET4
    SINET4(学術情報ネットワーク)は、日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として、国立情報学研究所(NII)が構築、運用している情報通信ネットワークです。教育・研究のコミュニティ形成を支援し、学術情報の流通促進を図るため、全国の大学、研究機関等に対して先端的なネットワークを提供しています。
    http://www.sinet.ad.jp/新しいウィンドウで開く

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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
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