CTC、科学・工学計算ソフトのクラウドサービスを提供開始

第1弾は、大規模構造物の耐震設計シミュレーションソフトをクラウド環境で提供

2011年07月05日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一)は、科学・工学計算処理を実行するアプリケーションソフトをクラウド環境で利用可能なサービス「engineering cloudage(エンジニアリング・クラウデージ)」を開始します。第1弾は、ビルや橋梁等の大規模構造物の設計時に使用する耐震解析ソフト「DYNA2E(ダイナ・ツー・イー)」を、7月5日よりクラウド環境で提供します。

CTCは、耐震解析をはじめ、科学・工学計算系アプリケーションソフトの開発およびシステム構築、保守サービスで豊富な実績を有しています。こうしたソフトは、膨大なデータのトランザクションが発生するため、高スペックのコンピュータリソースが必要であり、使用環境に制約がありました。
engineering cloudageは、これらソフトのライセンス購入者を対象に、ソフトの機能をインターネット経由でも利用できるようにするためのサービスです。これにより、モバイル環境でも、通常のオフィスと同様の高速計算処理が可能になります。

第1弾サービスとして提供する耐震解析ソフト「DYNA2E」は、開発から40年近くの実績を持つ、CTC独自開発のアプリケーションソフトです。多くの国内大手ゼネコンや設計事務所、建設コンサルタントで販売実績があります。今回、クラウド環境での使用が可能になったことで、ビルや橋梁の建設現場といった、オフィス以外での利用においても、高速かつ安全にアプリケーションを利用することが可能になります。

今後CTCでは、engineering cloudageの提供するソフトのラインアップの拡充を予定しており、科学・工学分野の計算処理関連事業の一層の強化を図ります。

なお、engineering cloudageのプラットフォームには、日本IBMのx86サーバ「System x」シリーズを採用しています。

耐震解析ソフト「DYNA2E」について

「DYNA2E」による解析図(イメージ)

2次元/3次元骨組構造物の非線形動的解析プログラム「DYNA2E」は建設分野における骨組み解析を対象として、橋梁、建設、機器構造物および原子力建屋等での豊富な解析実績をもっています。対応する解析種別はモード法、直接積分法、複素応答法から最適な手法を選択でき、解析内容は、静的・動的解析、スペクトル解析、軸力変動を考慮した解析まで対応しています。高機能のプリポストにより容易にデータ作成、アニメーションを含めたポスト処理ができます。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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