CTCSP、鈴与シンワートの仮想デスクトップ用ストレージシステムを構築

I/Oパフォーマンス向上によるレスポンス改善を実現

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2017年03月22日 シーティーシー・エスピー株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)のグループ会社で、IT関連機器やソフトウェア販売を行うシーティーシー・エスピー株式会社(代表取締役社長:櫻庭 愼一郎、本社:東京都世田谷区、略称:CTCSP)は鈴与シンワート株式会社(代表取締役社長:池田 裕一、本社:東京都港区、以下:鈴与シンワート)の仮想デスクトップ環境(以下:VDI※1)向けに米Nimble Storage社のストレージ製品を活用したストレージシステムを構築しました。CTCSPはストレージ製品の販売、システム構築、保守サポートを提供しています。試験的な導入を経て、2017年1月から過半数の社員を対象に本格稼働を開始しました。

鈴与シンワートは、物流・倉庫大手の鈴与グループにおける情報事業の中核企業です。大規模情報システムの開発や各種パッケージソリューションの提供、S-Portの名称で提供されているデータセンターサービスやクラウドサービスまでトータルなシステム・ITサービスを提供しています。2014年の本社移転時に、フリーアドレスを採用して約400台のVDIを導入しました。当初の目的であった情報セキュリティ強化と利便性向上は実現しましたが、VDI導入でリソースを集中したことによるレスポンス低下が新たな課題となりました。レスポンスのボトルネックとなっていたストレージの読み書き(I/O)改善とシステム管理者の運用負荷軽減を目指して、鈴与シンワートではNimble Storageを採用し、ストレージシステムの更改を行いました。

Nimble Storageは、クラウドベースでモニタリングとデータ分析を提供するマネジメントサービス「Nimble Storage InfoSight(以下:InfoSight)」の予測分析機能を組み合わせて、従来よりも少ないデバイスの数で高いパフォーマンスを実現するプレディクティブ(予測分析)フラッシュストレージです。稼働状況や利用状況をモニタリングして、パフォーマンスの向上や容量の拡張等についてお客様ごとにレポートやアラートを提供します。
鈴与シンワートでは、VDI領域が消費するIOPS※2が約30%向上したことで、Windowsの起動時間が導入前の約3分の1に短縮しました。重複排除と圧縮技術によってデータ容量が約半分となり、3台のストレージをNimble Storage 1台に集約したことでラック内の設置容積と消費電力を削減することができました。また、常時InfoSightでシステム監視を行うことで障害箇所の特定と対処方法を受け取ることが可能となり、障害対応時のシステム管理者の運用負荷が軽減しました。

今後もCTCSPは、鈴与シンワートのVDI拡張に伴うストレージ増強をはじめ、生産性向上につながる製品・サービスを提供することで、課題解決に貢献していきます。

移行前と移行後を比較したシステム構成図

移行前と移行後を比較したシステム構成図

Nimble Storage社について

Nimble Storage(NYSE: NMBL)は予測分析機能付きクラウドインフラストラクチャのリーダー企業です。予測分析機能付きクラウドプラットフォームにより、ユーザーは高速かつ確実なデータアクセスを実現できます。また、予測分析機能とフラッシュストレージの組み合わせにより、データセンターとクラウドのIT運用が大幅に簡素化されます。Nimble Storageはビジネスを加速するパートナーとして、すでに10,000社以上で利用されております。

シーティーシー・エスピー株式会社について

1990年4月に設立されたCTCSPは、CTCのグループ会社です。世界各国の最先端のIT企業とのパートナシップに基づき、企業内インフラのみならずクラウドインフラに必要不可欠な製品および独自ソリューションを国内のお客様にご提供します。
https://www.ctc-g.co.jp/~ctcsp/新しいウィンドウで開く

  • ※1 VDI:Virtual Desktop Infrastructureの略。企業などで、OSやアプリケーションなどの各クライアントPCの実行環境を仮想化してサーバ上に集約したもの。
  • ※2 VDI:IOPS:Input/Output Per Secondの略。ハードディスクやストレージ等の記憶装置の性能を示すために使われる単位で、1秒間に読み込み・書き込みできる回数のこと。

本件に関するお問い合わせ先

シーティーシー・エスピー株式会社
ソリューション企画推進部

TEL:03-5712-8130
E-Mail:sp-bdd@ctc-g.co.jp

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