コンテナ型アプリとプライベートクラウド活用で企業競争力強化を支援

CTCとパートナーで構成する「コンテナアプリケーションエコシステム」により実現

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2023年03月31日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、クラウドネイティブ環境の導入を支援するサービス「C-Native」を中心に、主要技術であるコンテナの利用を前提としたアプリケーションを提供するパートナーと協同して、エコシステムの展開を開始します。パブリッククラウドの利用が難しい重要システムや機密性の高いシステムのクラウド化を検討する企業を対象に、事前に動作検証がされたアプリケーションとその基盤環境及び伴走型サービスを併せて「C-Nativeコンテナアプリケーションエコシステム」(以下:C-Nativeエコシステム)として提供します。今回のアプリケーションパートナー3社とのリリースを始めとして、今後3年間で50を超えるエコシステムへの拡張を目指します。

クラウドファーストの定着により、企業ITはクラウドとオンプレミスが混在するハイブリッド環境が主流となっています。テクノロジーの進化が激しいパブリッククラウドの利用が拡大傾向にある一方で、現在オンプレミス上で動作している基幹系などの重要システムや、セキュリティの観点から機密性の高いデータを扱うシステムなどについては、その利用に悩む企業も多く存在します。また、クラウドネイティブな環境は、アプリケーションの開発・運用性やビジネスへの追従性の面から効果が高いとされていますが、その技術に精通したエンジニアの不足などから、システム等への適用が難しく、導入を検討する企業においては大きな課題となっています。

CTCは、お客様のハイブリッドクラウド環境をシンプルでセキュアなDX基盤に刷新する取り組み「OneCUVIC」を進めています。その一部を構成する「C-Native」は、クラウドネイティブ環境下のアプリケーション開発やシステムアセスメント、システム環境の設計や構築、既存システムとの連携、運用の設計や継続的な開発(CI/CD)及びITシステム運用を支援します。企業のクラウドネイティブに対する期待の高まりと共に、パブリッククラウドでのC-Nativeによる支援が増加しています。さらに、C-Nativeエコシステムは、プライベートクラウドでも重要なシステムを利用することを可能にします。変化の速い最新のテクノロジーで構成されるクラウドネイティブの技術に対し、パブリッククラウドとプライベートクラウドが混在するハイブリッドクラウド環境においても「C-Native」の伴走でお客様を支援します。

第1弾となる今回のC-Nativeエコシステムは、以下3社のアプリケーションを提供します。

  • IBM:大規模設備の遠隔監視と予知保全(IBM Maximo Application Suite)
    エネルギー事業・鉄道事業などで実績を持つ、大規模な設備のライフサイクルにかかる情報を統合管理し、それらのデータや分析を元に保全計画や投資計画に反映を行うPDCAサイクルを実装します。
  • NVIDIA:AIアプリケーション開発環境(NVIDIA AI Enterprise)
    稼働検証実施済みでサポートも付いたAIモデルやAIフレームワークの利用環境を提供します。
    これにより、AI開発のリスク低減や開発期間の短縮を可能にします。
  • SAS:次世代アナリティクスプラットフォーム(SAS Viya)
    顧客のデータ分析・AI活用支援からシステム運用までをCTCがトータルにサポートします。
    これによりAIの円滑な業務適用を可能にします。

CTCは、今後もアプリケーションパートナーと協力しC-Nativeエコシステムのラインナップを増やしてまいります。お客様のビジネス競争力強化に向けたクラウドネイティブ化を強力に支援していきます。

OneCUVICにおけるC-Nativeの位置づけ

OneCUVICにおけるC-Nativeの位置づけ

C-Nativeコンテナアプリケーションエコシステムのイメージ

C-Nativeコンテナアプリケーションエコシステムのイメージ

今回のプレスリリースにあたり、以下のコメントをいただいております。

日本IBMはCTCの「C-Native エコシステム」の開始、並びにこの取り組みの中で、設備老朽化、保全要員不足、保全コスト上昇という喫緊の課題を抱える設備管理業務を支えるためのMaximo Application Suite (MAS)を提供できることを心より歓迎いたします。
今回の取り組みを通じ、サステナビリティの観点からも日本のコンテナ市場の活性化に寄与できるよう活動を続けるとともに、CTCと様々な領域で連携を強化し、ハイブリッドクラウドの高度化、多様化を推進することで、社会及び企業の成長に貢献して参ります。

日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部 サステナビリティソフトウェア事業部長
関 敦之

NVIDIAは伊藤忠テクノソリューションズ様とのC-Nativeにおける協業の発表を嬉しく思っております。C-Nativeが提供するコンテナ型情報基盤は、クラウドネイティブなサービスであり、NVIDIA AI Enterpriseがコンテナベースで提供しているAI環境との親和性が非常に高いものです。このパートナーシップによって、より多くの日本のお客様が高性能で安全なAI環境をC-Nativeを通して利用され、日本のDXの進展に貢献できることを期待しております。

エヌビディア合同会社
パートナー事業部 事業部長
岩永 秀紀

SASはCTCの「C-Native エコシステム」の開始に伴いCloudネイティブ且つRed Hat OpenShiftに準拠した分析基盤「SAS Viya」を提供できることを心より歓迎いたします。
CTCとは金融・製造業領域はもとより、様々な業種業界で連携を強化し、セキュリティ・運用面でも検証済の「C-Native」を通じて、お客様に迅速・且つ安心してご活用いただける情報分析基盤を提供して参ります。

SAS Institute Japan株式会社
パートナー・アライアンス本部長
山本 啓司

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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