本業での次世代育成を目的に2015年度から子供たちとITとの出会いの場として、「未来実現IT教室 ~Children's Technology Challenge~」を運営しています。
「未来実現IT教室」では、街の配達システムを考える中でプログラミング的思考を学ぶ出前授業「みんなでチャレンジ!ITエンジニア」を開催しています。
社会貢献活動
基本的な考え方
CTCグループは、幅広い分野で積極的な社会貢献活動を行っています。活動領域は、マテリアリティ(重要課題)のテーマを中心に多岐にわたり、人や「技術と技(わざ)」を活かし、豊かな社会の実現を目指しています。
未来を創る人材教育への貢献
「未来実現IT教室」の実施
プログラミング技術を体感する教室を通して、社会でどのようにITが活用されているかを伝えると共に、想像力や表現力、論理的に考える力を養う場を子供たちに提供しています。
「CTC未来財団」への支援
CTCグループは、ITを支える次世代人材の育成と、事業を通じた社会への貢献に資する取り組みの一環として2019年10月1日に「一般財団法人CTC未来財団」を設立、2021年3月1日に内閣府から公益認定を受け「公益財団法人CTC未来財団」となった財団の公益事業を支援しています。
CTC未来財団を通して、次世代を担う児童・青少年に対する支援活動を行っています。
「神山まるごと高専」への支援
2023年4月、徳島県神山町に開校した5年制私立高等専門学校「神山まるごと高専」。次世代育成の推進のため、CTCグループは学費無償化を目的とした「スカラーシップパートナー」として参画しています。学生と社員が共に課外活動を行っています。
キッザニア福岡にパビリオンを出展
CTCグループは、キッザニア福岡に「シミュレーションテクノロジーセンター」パビリオンを出展しており、未来を担う子どもたちに、コンピュータを活用したシミュレーション技術の可能性について学ぶ場を提供しています。
サイエンスエンジニアの仕事が、人々の安全な暮らしを支えていることを知るきっかけになって欲しい、という願いが込められています。
地球環境と社会との関わり
地球環境の保護
「WWFジャパン」への寄付
国際的NGOであるWWFジャパンの生物多様性保全活動に対して寄付を行っています。(2024年9月)
「公益信託経団連自然保護基金」への寄付
経団連自然保護基金を通じた生物多様性保全・自然保護プロジェクトへの寄付を行っています。
「鎮守の森のプロジェクト」への支援
「災害からいのちを守る森」をつくり自然資本の保全を行うプロジェクトに賛同し、社員の植樹活動への参加と寄付を行っています。
植樹活動の様子
「more trees」への寄付
「都市と森をつなぐ」をキーワードとした「森と人がずっとともに生きる社会」を目指した活動に賛同し、寄付を行っています。
デジタル地球儀「SPHERE」をオフィスに導入
「SPHERE(スフィア)」は、大地、天気、海洋、生物・植物、気候変動など、あらゆるデータの組み合わせにより、様々なコンテンツを映し出すインタラクティブなデジタル地球儀です。
「SPHERE」を通し物事を地球規模で俯瞰して見ることで、社員一人ひとりがSDGsへの理解を深め、ビジネスがどういった環境影響をもたらすのかを考える目的でオフィスに導入しました。
神谷町オフィスに設置
社会課題解決への貢献
「国連WFP協会」への支援
途上国の子どもたちの飢餓をなくすためのチャリティーイベント「ウォーク・ザ・ワールド」への社員の参加と、寄付を行っています。参加費の一部は、学校給食に当てられます。
「ウォーク・ザ・ワールド」に参加した社員とその家族
「日本補助犬協会」への支援
身体障がい者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の育成に対する寄付と、社員がパピーファミリー(仔犬育成ボランティア家庭)として補助犬の子犬を育てています。
パピーファミリーとパピーの「ミライ」
「ファミリーハウス」への支援
難病治療の子どもと介護する家族が利用できる滞在施設へ、食の支援と寄付を行っています。
「日本財団」への支援
パートナー企業として、日本財団が取り組む子どもの貧困対策に対し、食の支援を行っています。
支援先は、子供や家庭の孤立を防ぎ、地域で子供の「生きる力」を育む「第三の居場所」施設です。
日本財団「第三の居場所」での夕食の様子
「NIPPON IT チャリティ駅伝大会」への支援
「うつ病」や「ひきこもり」などに苦しむ未就労者を救うイベント「NIPPON IT チャリティ駅伝」の大会スポンサーとして協賛しています。また、毎回複数の社員がランナーにエントリーしています。
「NIPPON IT チャリティ駅伝」参加の社員ランナー
「こどものみらい古本募金」の実施
「夢を、貧困につぶさせない。」こどもの未来応援国民運動推進事務局が推進する「こどもの未来応援国民運動」に賛同し、「こどもの未来応援基金」を通じて古本を寄付する「こどものみらい古本募金」を社内で不定期に実施しています。
「東京・春・音楽祭」への協賛
心豊かな社会の実現につながるクラシック音楽の普及を目的として、東京の春の訪れを音楽で祝う国内最大級のオペラやオーケストラなどのクラッシック演奏会「東京・春・音楽祭」へ協賛しています。社員にも音楽祭への参加の機会があります。
(c)Spring Festival in Tokyo_Fumiaki Fujimoto
互いを尊重し高めあえる風土の醸成
障がい者雇用と働きがいの創出 ~「CTCひなり」との連携~
多様な人材が働きやすい職場環境づくり
CTCグループは、障がい者雇用の促進を目的に2010年、特例子会社を設立しました。CTCひなりは、「個々の多様性を尊重しともに輝く社会の創造に挑戦する」ことを目指し、新たな職域の開拓やグループ社員との交流を進めています。
働きがいの創出と多様性への理解
オフィス内の「HINARI CAFE」は、CTCひなりが運営しています。CTCグループ社員とCTCひなり社員が交流し、グループ全体での多様性への理解を醸成しています。
また、パラリンピックや国際大会など、スポーツで国際的に活躍するCTCひなり社員を支援することで、障がい者スポーツへの理解を深めています。
「HINARI CAFE」でコーヒーを提供するひなり社員
卓球やアルペンスキーで活躍するひなり社員
社会課題との連携モデルの推進(農福連携ほか)
CTCひなりは、主に静岡県の農家および農業事業者と連携し、地域貢献(人的支援、販路拡大等)を目的とした農福連携(ユニバーサル農業)事業に取り組んでいます。業務請負形態で効率化と障がい者の仕事の創出につなげるこの形態は「ひなりモデル」と呼ばれています。
その他の取り組み
誰でも読める点字「ブレイルノイエ」をオフィスに導入
晴眼者(目が見える人)が使う墨字と視覚障がい者が使う点字が一体となった誰でも読めるユニバーサルな書体「ブレイルノイエ」を社内に導入しました。ユニバーサルデザインに触れる環境を整えることで、社員の様々な気づき(仕事、生活、子育て、趣味等々)のきっかけづくりを目指します。
「HINARI CAFE」のメニューに「ブレイルノイエ」を導入
障がいのある方々が作るパンの販売会の開催
株式会社スワンが運営する「スワンベーカリー」のパンの販売会を、月1回オフィス内で開催しています。
スワンでは、『障がい者雇用の場を作り、自立と社会参加を応援し、働く喜びと幸せを感じられる社会を実現する』ことを目指しています。
パン販売会の様子
「ユニバーサルマナー検定3級」受講推進と講習会開催
高齢者や障害者など多様な方々に向き合うためのマインドとアクションを学ぶ「ユニバーサルマナー検定3級」の受講費の補助と、地域の企業と共同で講習会を開催しています。
地域の企業と共同で開催した「ユニバーサルマナー検定3級」講習会
地域の清掃活動に参加
社内ボランティアによる地域の「クリーンキャンペーン」に参加しています。地域の清掃活動を通じて、お互いに助け合える関係作りと環境美化を目指します。
地域の「クリーンキャンペーン」に参加
本社地域のまちづくりイベントに参加
CTCグループの本社がある港区虎ノ門にて、ジョギングしながらゴミを拾う新しいフィットネス「プロギング」(主催:森トラスト株式会社)に参加しています。
神谷町めぐまちプロギング参加の社員
社員の活動を支援する制度
ボランティア休暇制度の整備
社員が社会貢献活動に参加する際に利用できるボランティア休暇制度を設け、ボランティアの支援体制を築いています。
※制度活用例:読み聞かせや老人福祉施設での活動などの福祉活動、里山保全や海・河川の清掃などの自然・環境保全活動、地域清掃など地域社会への貢献活動、骨髄提供などの人命救助活動、マラソン大会スタッフなどのスポーツ支援活動
ボランティア活動費補助の整備
災害・防災支援や、全社の取り組みとして実施する活動に参加する社員には、ボランティア活動費補助を支給することで、積極的な参加を後押ししています。
※補助活用例:CTCグループ 「東北応援ツアー」
東日本大震災の復興支援活動として、2014年からスタート。現在は復興支援に加え、気候変動対応や生物多様性保全の取り組みのひとつとしても活動を継続中。
CTCグループ「東北応援ツアー」