仮想環境での「SAP HANA®」の可用性を9社で共同検証

基幹系特化型クラウド「CUVICmc2」を使用したクラウド型のディザスタリカバリ環境も検証

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2018年07月02日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、SAPジャパン株式会社、シスコシステムズ合同会社、ヴイエムウェア株式会社、EMCジャパン株式会社、サイオステクノロジー株式会社、Commvault Systems Japan株式会社、株式会社クニエ、SUSE Japan(ノベル株式会社)の8社と共同で、仮想環境おけるインメモリデータベース「SAP HANA」の可用性の向上とDR(ディザスタリカバリ)、データバックアップに関する検証を実施しました。

SAP HANAは、データベースのトランザクション処理と分析処理を担うインメモリ型のミドルウェアです。今回の検証では、インメモリ型という特殊性に基づいて、仮想化環境でのSAP HANAの冗長化とDR構成、データのバックアップについてベストプラクティスを策定しました。

検証はSAPジャパンの協同開発検証センター「CO-Innovation Lab Tokyo」で実施し、仮想環境として「SAP HANA on VMware vSphere 6.5」と、DR検証にCTCの基幹系特化型クラウド「CUVICmc2」を使用しました。

主な検証結果は以下の通りです。

主な検証結果

  1. SAP HANAの冗長化ついて、HAクラスタソフトとSAP HANA System Replicationを組み合せることで、高い可用性が得られることを確認しました。
  2. SAP HANAのクラウドベースのDRについて、復旧時間を短縮する場合はSAP HANA System Replication、コストを抑える場合は、ホットスタンバイのDRが可能なサードパーティ製バックアップソフトが適していることを確認しました。
  3. SAP HANAのデータバックアップについて、SAP HANA標準バックアップの機能が短時間でバックアップを取得できるという点、重複排除の機能を持つサードパーティ製バックアップソフトを使用すればバックアップデータの削減ができる点を確認しました。

「SAP HANAの仮想化/クラウド環境における 可用性・保全性 検証レポート」のダウンロードサイト

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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

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