JPIXとCTC、大手町地区でのIXサービスの共同提供について合意締結

CTCの大手町インターネットデータセンター内にてIX接続が可能に

2010年03月03日 日本インターネットエクスチェンジ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

日本インターネットエクスチェンジ株式会社(以下 JPIX、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石田慶樹)と、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下 CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一)は、CTCの大手町インターネットデータセンター(以下 OiDC)において、インターネットにおける相互接続ポイントであるIXサービスを3月から提供することで合意しました。

昨今、インターネットを通じた音声や映像の配信技術の高度化により通信量が急激に増加しており、ネットワーク事業者にとっては、バックボーンネットワーク品質の向上が課題となっています。ネットワーク事業者のインターネット・トラヒックはIXと呼ばれる相互接続ポイントで中継されます。IXはインターネットを構成するISP同士が無駄な中継をすることなく、経済的に相互接続を行いインターネットにおけるバックボーンを下支えする役割を果たしています。特に大手町地区は日本のインターネットの中心地として、ネットワーク事業者にとってIXの大きな需要があります。JPIXではこれまでにも東京地区6サイト、このうち大手町地区では2ヶ所でサイト展開を行っていますが、大手町地区における新規および拡張希望の需要は強く、今後も増えることが見込まれます。

こうした背景のもと、IX接続を希望するユーザーに対し、JPIXがIXサービスを提供し、CTCがOiDCでデータセンターサービス(ハウジングサービス)を提供するというサービスを開始することで合意しました。今回の協業により、ネットワーク事業者はOiDCを利用することで、JPIX設備と自社の機器を直接接続し、JPIXの120社以上のお客様とトラヒックを直接交換することができるようになります。OiDCは日本のビジネスとインターネットの中心地、大手町に立地し、制震構造のインテリジェントビルに、極めて信頼性の高い電力供給および空調システム、ガス消火設備、厳重なセキュリティ管理システムなど、最高レベルのファシリティを備えたインターネットデータセンターです。ユーザー企業にとってはIXを利用することにより効率的で信頼の高いトラヒックの交換ができます。

JPIXとCTCは、今回のOiDCでのIXサービス共同提供を通じて、日本のインターネットの発展を支えていきます。

JPIXについて

JPIX 「日本インターネットエクスチェンジ株式会社」は、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)が相互にトラヒックを交換できる環境を、中立的な立場で提供することを目的として1997年7月に設立され、同年11月から東京・大手町に交換設備を設置してIX(インターネットエクスチェンジ)サービスを 開始しました。
IXはインターネットのバックボーンを下支えする重要な役割を果しています。日本におけるIXは、研究組織 WIDEがNSPIXPプロジェクトとして先駆的に開始し、大きな実績を上げてきました。JPIXはそのWIDEの成果を受けて商用IXとしてスタートしましたが、日本の大手ISP、CSPのみならず、海外のISPとも接続、現在では、接続お客様数日本最大級のIXとなり、日本のインターネットの心臓部として重要な役割を担っております。

CTCについて

伊藤忠テクノソリューションズ(略称CTC)は、情報通信、金融、流通分野や、コンタクトセンター、ポータルをはじめとするフロント系基幹システムの開発、オープン系システムの基盤構築、さらにデータセンター事業など特定の業種、業務に強みを持つユニークで総合力を兼ね備えたソリューションプロバイダです。最新技術に精通したテクノロジー・リーディング・カンパニーとして、コンサルティングから設計、構築、運用・保守サポートに至るトータルサービスを提供します。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

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