CTC、クラウドサービス「TechnoCUVIC Pro」に、セキュリティサービスを追加

「Trend Micro Deep Security」で統合セキュリティ環境を短期間かつ低コストで提供

2010年08月26日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一)は、自社が展開するパブリッククラウドサービス「TechnoCUVIC Pro」のラインアップに、トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン)の総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security(トレンドマイクロ ディープセキュリティ)」を利用したセキュリティサービスを追加し、9月から提供を開始します。今後3年間で100社への導入を目指します。
CTCでは、2008年からパブリッククラウドサービス「TechnoCUVIC」を、2009年9月からはパブリッククラウドの上のOSやミドルウェアの構築や運用のサービス「TechnoCUVIC Pro」を提供しています。この度、「TechnoCUVIC Pro」に新たに加わるセキュリティサービスは、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」を活用したもので、仮想環境上のOSやミドルウェア、Webアプリケーションのセキュリティ対策の環境を提供します。クラウド型のサービスのため、ユーザー側のシステムに新たなシステム投資を必要とせず、またセキュリティ対策を実施したいサーバ数に応じて料金が設定されています。これにより、短期間かつ低コストでの利用が可能です。

トレンドマイクロの「Trend Micro Deep Security」は、サーバのセキュリティに求められる5つの機能(IDS/IPS、Webアプリケーションプロテクション、ファイアウォール、改竄検知、セキュリティログ監視)を実装した総合サーバセキュリティソリューションです。OSやアプリケーションなどの脆弱性を狙った攻撃や、SQLインジェクション※1、クロスサイトスクリプティング(XSS)※2 による攻撃からサーバを保護します。
また、システムの動作を監視し、不正なシステム改竄を検知するなど、多層的にサーバを守ります。

CTCでは、クラウド環境の構築や運用で豊富な実績を有しており、セキュリティ対策を必要とする基幹システムのセキュリティ対策にも対応可能です。加えて、ウイルス対策をはじめとするコンピュータネットワークセキュリティ市場において、国内外で多くの導入実績を持つトレンドマイクロの製品を採用することで、

お客様に安全にサービスを利用いただける環境を提供していきます。

本サービスの提供にあたり、トレンドマイクロ株式会社より以下のコメントをいただいております。

トレンドマイクロ株式会社
取締役 エグゼクティブバイスプレジデント 日本地域担当 兼 
エグゼクティブバイスプレジデント アジア・ラテンアメリカ地域営業推進担当 
大三川 彰彦

トレンドマイクロはCTCのパブリッククラウドサービス「TechnoCUVIC Pro」における「Trend Micro Deep Security」を利用したセキュリティサービスの提供開始を歓迎します。
クラウドサービスは企業におけるITインフラの運用において運用効率の向上、時間短縮、コスト削減など様々な効果をもたらし、迅速なビジネス展開を実現することができます。
しかし、これまで手元にあったサーバやアプリケーションなどのIT資源や企業の持つ価値ある情報のクラウドへの移行に伴い、サービスを利用する上でのセキュリティ面が懸念されています。
トレンドマイクロの総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」がCTCのパブリッククラウドサービス「TechnoCUVIC Pro」で提供されることで、お客様のクラウド環境のセキュリティを強化し、より安全にサービスを利用いただけることを確信しております。
トレンドマイクロは、今後もCTCとの協業を深め、お客様が安心して利用できるクラウドサービスを提供してまいります。

  • ※1 SQLインジェクションについて:データベースと連動したWebサイトで、データベースへの問い合わせや操作を行なうプログラムにパラメータとしてSQL文の断片を与えることにより、データベースを改竄したり不正に情報を入手する攻撃です。
  • ※2 クロスサイトスクリプティングについて:ソフトウェアのセキュリティホールの一つで、Webサイトの訪問者の入力をそのまま画面に表示する掲示板などのプログラムが、悪意のあるコードを訪問者のブラウザに送ってしまう脆弱性のことです。悪意を持ったユーザがフォームなどを通してJavaScriptなどのスクリプトコードを入力した時に、プログラム側に適切なチェック機構がないと、そのスクリプト内容がそのままHTMLに埋め込まれ、ページを閲覧したコンピュータでスクリプトが実行されてしまうことがあります。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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