CTC、Palo Alto Networks社の次世代ファイアウォールを販売開始

クラウド・ソリューションのポートフォリオを拡充、企業におけるクラウド利用の加速を推進

2010年09月14日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田 陽一)は、米国Palo Alto Networks, Inc.(パロアルトネットワークス、所在地:Sunnyvale, California州、CEO:Lane Bess)の次世代ファイアウォール「Palo Alto Networks PAシリーズ」を本日より販売開始します。今後3年間で、10億円の売上を目指します。

現在、数多くの音声/動画配信、コラボレーション、ストレージ共有等様々なアプリケーションがクラウドで提供されており、ビジネスの場でも活用されています。これらはビジネスの効率化、生産性向上に有用な一方、多くの通信帯域を占有し、セキュリティリスクを増やし、中にはビジネスの継続性を失わせてしまうアプリケーションも存在します。こうしたアプリケーションを制御しようとする際、従来のファイアウォールでは個々のアプリケーションを識別して制御することが出来ないために、有害なものも、業務上有用と思われるアプリケーションにも一律で利用を停止することになり、クラウド利用による企業の生産性向上に対する阻害要因になっていました。

こうした課題を解決する製品がPalo Alto Networks社の次世代ファイアウォール「Palo Alto Networks PAシリーズ」です。「Palo Alto Networks PAシリーズ」は、独自機能「App-ID」と呼ばれる特許出願中のテクノロジーによって、ポート、プロトコル、SSL暗号化、セキュリティ回避手法などの種類に関わらず、ネットワークを通過するアプリケーションのパフォーマンスを劣化することなく正確に識別することができます。また、ユーザーやグループという単位でアプリケーションごとの利用制御も可能です。さらに、アプリケーションで利用されているコンテンツに対しても自動的にウイルス、スパイウェア、情報漏洩等の脅威をブロックするため、企業内で安全にかつ生産性を損なうことなく、クラウドを利用することができます。

CTCでは、これまでのクラウドビジネスの実績や長年のセキュリティビジネスにおける実績を生かし、パブリッククラウドやプライベートクラウドの構築に対する最適なソリューションを提供しています。今回Palo Alto Networks社製品をクラウド・ソリューションのポートフォリオに加えることで、様々なクラウド・サービスに対応したセキュアで効率的なインフラシステムの設計から構築、運用まで含めたトータルソリューションを推進していきます。

CTCではPalo Alto Networks社の製品取り扱い開始にあわせて、Palo Alto Networks社CEOであるLane Bess氏を招き、クラウド活用・提供の促進をテーマにしたセミナー「クラウド活用 成功の秘訣」を10月13日(水)に東京コンファレンスセンター(品川)、10月14日(木)弊社大阪支店にて行ないます。

販売開始にあたり、Palo Alto Networks, Inc.より以下のコメントをいただいております。

私どもはCTCのパートナーとして共に働けることを嬉しく思います。
私は前職までのキャリアにおいてもCTCと共に日本でのビジネスに取り組んだ経験があります。CTCの持つセキュリティに関する素晴らしい知識と経験は敬意に値するものです。CTCが日本におけるPalo Alto Networksのビジネスを更に一段と加速させてくれるものと確信しています。

Palo Alto Networks, Inc.
President & CEO Lane Bess

次世代ファイアウォールとは

米調査会社のガートナー社が2009年に公開したレポート※1における次世代ファイアウォールの定義では、ネットワーク・トラフィック検査とネットワーク・セキュリティ・ポリシー施行のためのプラットフォームとして機能し、少なくとも次の機能を備えることとされています。

  • 標準の第1世代ファイアウォール機能
  • ネットワークIPS機能の (単なる共存ではなく) 統合
  • アプリケーション・アウェアとフルスタックの可視性
  • 高度なファイアウォール・インテリジェンス
  • ※1 ガートナー「Defining the Next-Generation Firewall」J. Pescatore, G. Young、2009年10月12日

Palo Alto Networksについて

Palo Alto Networks, Inc.(本社:米国カリフォルニア州)はステートフル・インスペクション・ファイアウォールの発案者でありNetScreen社でもCTOを務めた経歴を持つニア・ズーク(Nir Zuk)と、シリコンバレーでネットワークおよびセキュリティ会社の中心メンバーであったエンジニアグループにより2005年に設立されました。同社が提供する次世代ファイアウォールは、企業のIT組織のネットワーク上を行き交うアプリケーションとユーザーの可視化と制御を実現します。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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