CTC、スマートフォンやタブレット端末管理の企業向けクラウドサービスを開始

マルチキャリア/マルチOS対応で、MDMとウイルス対策管理を統合した国内初のクラウドサービス

2011年11月15日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長: 奥田陽一)は、様々な通信会社やOSのスマートフォンやタブレット端末を一元的に管理可能な、企業向けクラウドサービス「deviceSAFE Powered by McAfee(以下:deviceSAFE)」を、2012年3月1日より開始します。これに伴い2012年1月より無償トライアルをスタートするにあたり、同トライアルの受付を11月15日より開始します。

CTCでは、マルチキャリア/マルチOS対応で、スマートデバイス管理(Mobile Device Management、以下MDM)機能とウイルス対策ソフト管理機能を統合したマカフィーの「McAfee(R) Enterprise Mobility Management (以下:EMM)」のシステム構築事業を2011年8月より開始しています。「deviceSAFE」は、EMMをSaaS型クラウドで提供するサービスです。マルチキャリア/マルチOS対応で、MDMとウイルス対策ソフトを一元管理可能な、企業向けクラウドサービスは国内初です。これにより、業務用途でスマートデバイスを導入する様々な企業に対して、短期間かつ低コストで統合MDMサービスを提供します。サービス価格は月額500円/1台からを予定しています。

スマートデバイスは、高機能で利便性も高いことから、業務用端末として利用する企業が増えています。こうした中、端末の紛失やウイルス感染によるデータ漏洩の対策として、MDMのニーズが高まっています。しかし、スマートデバイスは、端末やアプリケーションの技術進歩が早いことから、MDMを導入する企業にとっては、システム運用の負荷が課題となっています。また、モバイルマルウェアは累計1,200件とも言われており、位置情報・通話履歴・使用アプリが外部からわかってしまうだけでなく、乗っ取りにより自分の意思とは関係なく、通話や写真撮影をされてしまう場合があります。

「deviceSAFE」は、スマートデバイスを業務利用する際の利用ポリシーの作成や配布、デバイスの状態監視、端末紛失時のデータ消去(ワイプ)といった、スマートデバイス管理の基本機能に加え、ウイルス対策ソフトの管理機能を併せ持つクラウド型の総合MDMサービスです。様々なOSや通信キャリアの端末に対応しているため、すでにスマートデバイスを業務利用している企業でも導入が容易なことが特長です。また、クラウドサービスであるため、端末の動作確認テストやシステム運用・管理に関する業務負荷を大幅に軽減することが可能です。さらに、導入企業専用のアプリケーションソフトのダウンロードサイトを提供する機能や、端末盗難や紛失時の対応代行を行うヘルプデスクサービスの提供も検討しています。これにより、企業によるスマートデバイスの導入及び運用を容易にします。

サービス内容は以下の通りです。

  1. 紛失盗難対策機能
    スマートフォン、タブレット端末には、個人情報、機密情報が保存されており、紛失漏洩時の対策は必須です。リモートから端末をロック、もしくはワイプ(端末初期化)を行うことにより情報漏洩を防止します。
  2. ウイルス対策
    既に日本国内で100万ダウンロードを記録しているマカフィー社のモバイルウイルス対策ソフト技術の導入と、その一元管理により各ユーザにウイルス対策ソフトの利用・更新を徹底させることができます。
  3. コンプライアンス対策
    カメラ、YouTube等の機能制限、細かなパスワード設定、組織毎に異なるセキュリティポリシーの適応が可能です。
  4. 一元管理
    各ユーザの利用端末、使用アプリ、バージョンの把握はもちろん、管理画面からの一部設定流し込み、ロック・ワイプの実施が可能です。また、各企業専用の推奨アプリダウンロードサイトも提供します。

CTCでは、MDMの構築及びクラウドサービスに加え、企業がスマートデバイスを業務利用する際の様々なサービスやソリューションを提供しています。今後も同分野のサービス及びソリューション拡充を図る方針です。

deviceSAFEのサービス開始に向けて、以下のコメントをいただいています。

私どもは、モバイルセキュリティサービスに求められる条件として、(1)マルチデバイス、(2)マルチキャリア、(3)マルチOS、(4)アンチウイルスとMDMの連携、(5)PCとの運用連携の5 つの対応が必須であると市場ニーズを分析しておりました。この5つの条件を満たす国内初のクラウドサービスとして『deviceSAFE powered by McAfee』が展開される事となり、今回のCTC様との戦略的提携に感銘を受けております。
スマートフォンの革新的技術は、エンドユーザ様の「利便性」を飛躍的に向上させます。しかし、それと隣り合わせで「管理・運用」が重要な課題となる時代が到来致しました。スマートデバイス管理システムのコンサルティングから設計・構築・管理・運用まで含めたセキュリティ対策のプロフェッショナルであるCTC様ならではのオンリーワン、エンドユーザ様にとって待望のサービスです。

マカフィー株式会社
取締役常務執行役員 茂木正之

なお、CTCでは、12月5日(月)にCTC霞が関本社にて「deviceSAFE Powered by McAfee」により低コストかつ安全・安心なスマートデバイスの業務導入を可能にする企業向けプライベートセミナーを開催予定です。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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