CTC、クラウドサービスでのDRソリューションを強化

パブリッククラウドで遠隔サイトへデータのバックアップを実現

2012年03月14日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、代表取締役社長:奥田陽一、本社:東京都千代田区)は、ITインフラをクラウドで提供する仮想化ホスティングサービス「TechnoCUVIC(※1) DRサービス」を、4月から開始します。売上目標は3年間で2億円です。

災害対策や節電対策など社会のリスクが変化し、多様化する中で、ITインフラの冗長・分散化、データバックアップ、システム運用体制の確保など、システムの規模や特性に応じたDRの必要性はこれまでに以上に高まっています。特に東日本大震災以降のDRニーズは増えており、CTCでは企業ごとにDRシステムを構築して来ました。こうしたシステム構築サービスを標準化したものが、今回、メニュー化したTechnoCUVIC DRサービスです。
本サービスは多数の顧客が設備を仮想化技術で共有するパブリッククラウドであるため、個別にシステム構築を行うよりも安価に高信頼性/高可用性が実現できます。また、CTCが関東圏、関西圏に保有する複数のデータセンターを連携させた遠隔でのリアルタイムなサイト冗長や負荷分散も可能です。

TechnoCUVIC DRサービスのラインアップは以下の3つです。

  1. TechnoCUVIC DRバックアップ
    TechnoCUVICをご利用のお客様の資産(アプリケーション・データ/仮想マシン・データ)の遠隔サイトへのバックアップを提供します。災害時には、バックアップされたアプリケーション・データ/仮想マシン・データから復旧し、サービスを継続させることが可能です(初期費用35万円、月額費用2.5万円  ※ 100GB単位)。
  2. TechnoCUVIC DC間ネットワーク
    CTCのデータセンター間をつなぐ広帯域なセンター間ネットワーク基盤を利用し、TechnoCUVICをご利用のお客様に共有タイプのセンター間接続を提供します。TechnoCUVIC DC間ネットワークを利用することで、関東圏と関西圏にあるTechnoCUVIC上のシステムを、インターネットを介さずセキュアに接続し、大規模/高可用性のマルチセンターシステムを構築することが可能となります(初期費用14.8万円、月額費用7万円  ※ 100Mbps共有1拠点)。
  3. TechnoCUVIC 広域負荷分散
    複数のセンターを利用した大規模なコンテンツ配信システムや、災害時などにもアクセス集中などで停止することが許されないシステムのための、マルチセンターでの負荷分散/冗長化を実現する広域負荷分散サービスを提供します(初期費用9万円、月額費用4.5万円  ※ 1完全修飾ドメイン)。

CTCでは、システムの自動フェイルオーバーや複数のセンターを仮想的な1つのセンターにみせるマルチ仮想データセンターなどのサービスを検討中で、今後も様々なニーズに対応したクラウドサービスの拡充を、より一層進めてまいります。

TechnoCUVIC DRサービスの提供例

実現レベル 実現方法 該当サービス
<STEP1>
データ保全
災害によるデータ損失を防ぐため、遠隔地にデータバックアップを取得する。
復旧は、メインサイト/別サイトなどを想定。
CUVIC DRバックアップ
<STEP2>
データ保全

システム復旧
災害によるデータ損失を防ぐ為、遠隔地にデータバックアップを取得する。
復旧は、スポット作業にてバックアップサイトを想定。
CUVIC DRバックアップ
<STEP3>
システム継続
遠隔地にバックアップシステムを事前構築する。
災害時、メインサイトからバックアップサイトへ切替を実施する。
データ同期方法は、MWベース/バックアップソフト/ストレージミラー等複数あり。
CUVIC DC間ネットワーク
CUVIC DRバックアップ
<STEP4>
サービス継続
複数のセンターにてActive/Activeなシステムを事前に構築。
リアルタイムでサイト冗長/負荷分散可能 CUVIC 広域負荷分散
CUVIC DC間ネットワーク
CUVIC DRバックアップ

サービス提供概念図

サービス提供概念図
  • ※1 TechnoCUVICとは:TechnoCUVICはCTC自社データセンターを利用した共有型仮想化ホスティングサービスです。お客様はサーバ、ネットワーク、ストレージなどのITインフラをネットワークを通じて月額課金で利用できます。また、最短で1週間のサービスイン、豊富なオプションメニュー、柔軟な構成変更が可能といった特長があります。CTCは、2008年からVMwareを採用したTechnoCUVICをスタートし、豊富な経験と実績を積んでいます。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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