CTC、グローバル高速ネットワークサービスを提供開始

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（代表取締役社長：菊地 哲、本社：東京都千代田区、略称：CTC）は、コンテンツ配信網（CDN）大手のアカマイ・テクノロジーズ合同会社（職務執行者社長：徳永 信二、本店：東京都港区、以下：アカマイ）とネットアライアンス・パートナー契約を締結し、アカマイのエンタープライズ向けインターネット高速化ソリューション「Terra」をベースとして、「グローバル高速ネットワークサービス」の提供を本日より開始します。月額100万円から、グローバルにビジネスを展開するお客様向けに本サービスを提供します。関連するシステム構築を含めて、今後3年間で30社10億円の売上を目指します。

グローバルでビジネスを展開するお客様は、海外拠点の拡大に合わせて、専用線やIP-VPNを利用して、グローバルでのネットワーク網を構築してきました。しかし、専用線やIP-VPNは、ネットワーク敷設に数ヶ月かかる上、高額な月額費用が拠点ごとに発生します。この問題を解決する方策の1つとして、インターネットの活用が考えられますが、グローバルで通信を行う際は、ネットワークの品質が悪く、インターネット経由でアプリケーションを利用すると、多くの通信待ち時間が生じるなどの課題がありました。

アカマイのTerraソリューションは、グローバルでインターネット通信を行う際のパフォーマンスを向上させるサービスです。アカマイが全世界に配置している約13万台のエッジサーバを活用して、グローバルでのインターネット通信を高速化します。Terraソリューションを使用した場合、通常のインターネット経由での通信と比較して、応答時間が2分の1から3分の1程度まで短縮することができます。
インターネットを使うため、専用線と比べコストを抑えることができ、対象となるデータ容量や拠点数次第で、コストを半減することができます。また、パケット伝播時間が短くなりパケットロスも減り、ネットワーク品質が改善されます。

グローバル高速ネットワークサービスを安心して利用いただくため、CTCはアカマイのTerraソリューションの販売からシステムの構築、保守サポートまでトータルに提供を行い、社内システムをインターネットに接続するためのコンサルティングやセキュリティ対策まで実施します。CTCは、基幹・情報システムの提案、構築、保守の豊富な実績を活かし、より多くのお客様に付加価値を提供するためにサービスの強化を図ります。

今回の発表にあたり、アカマイ・テクノロジーズ合同会社よりコメントをいただいています。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社は、伊藤忠テクノソリューションズとの包括契約の締結を歓迎します。世界81カ国約13万台のサーバを活用した世界最大のグローバル分散型クラウドプラットフォーム「Akamai Intelligent Platform」を通じてアカマイが提供する数々のソリューションは、高い投資対効果でビジネスを成長させたいという企業に最適です。伊藤忠テクノソリューションズの業界での長いご経験とクラウドビジネスにいち早く取り組んだ先見性と駆動力は弊社にとって大きな力となります。今回の提携により、お客様のビジネス状況に応じた伸縮可能で柔軟なITインフラ構築支援の推進を期待します。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
職務執行者社長　徳永 信二