2014年01月16日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
清水建設では、基幹業務システムを含む約200のサーバをプライベートクラウド上に移行しており、2014年度には300を超えるサーバが集約される見込みです。ITリソースを柔軟に活用できるなどユーザー部門の利便性は高まる一方で、システム環境のセットアップ作業など情報システム部の負荷は高まっていました。
CTCでは、こうした課題を解決するため、日本HPの運用手順自動化ツールHP Operations Orchestrationを使用した運用自動化ソリューション「OpeNext(オペネクスト)」を用いて、プライベートクラウドの運用自動化環境を構築しました。OpeNextは、CTCとCTCのグループ会社で業務・アプリケーションの運用サービスを提供するCTCシステムサービス株式会社が提供しています。定型的な業務から、随時業務、障害対応まで、広範な運用業務のうち、約60%の自動化をマルチベンダー環境で実現しました。また、新規の自動化フロー作成を含む操作方法トレーニングなど、清水建設が導入後に継続的なメンテナンスを行うための支援も行いました。
清水建設では、従来高いサービス品質を確保するために人手による二重チェックを行ってきましたが、自動化によりオペレーションミスを解消するとともにこれらの業務負荷を大幅に軽減しました。さらに、現在は、事業継続(BCP)への取り組みとして、災害対策サイトを確実に運用する仕組みを、HP Operations Orchestrationを使って、実現するプロジェクトが進められています。
CTCは今後も、清水建設のプライベートクラウド環境の構築、運用を支援する様々なサービスを提供していきます。
OpeNext(オペネクスト)について
「HP Operations Orchestration」を使用したシステムの運用コスト削減やサービス品質の向上を実現する運用自動化の導入ソリューションです。「運用タスクの整理」、「自動化フローの作成」、「運用・維持管理」の3つのサービスから構成され、HP Operations Orchestration のスキルを習得したエンジニアがシステム運用のノウハウを集積したテンプレートを活用して、業務調査から自動化フロー作成、ツールの維持・管理などを行います。
CTCグループが提供する運用・管理サービス紹介
http://www.ctc-g.co.jp/solutions/management/
「HP Operations Orchestration software」の概要
「HP Operations Orchestration software」は、ITプロセスをシンプルかつ効率的に運用するための運用手順自動化ツールとして業界随一の実績を誇る“ランブック自動化製品”です。標準で用意された豊富なテンプレートにより、お客様自身が新規の自動化フローを容易に作成することができ、データセンターやサービス事業者をはじめ企業ユーザーからも広く支持を獲得しています。データセンター内の様々なタスクとプロセスを自動化し、インシデントや問題、プロビジョニング、変更要求、複雑なワークフローへの対応などに要する時間を短縮することでお客様のコスト削減に貢献します。
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