PDF（167KB）2017年06月16日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：菊地 哲、略称：CTC）は、ヤフー株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：宮坂 学、以下：Yahoo! JAPAN）にOpen Compute Project（以下：OCP）※1の仕様に基づいたネットワークスイッチ「Backpack」を提供しました。
Yahoo! JAPANは検索、ニュース、eコマースなど100以上のサービスを提供している日本最大級のインターネットの総合情報サイトです。日々増大し続けるトラフィックに対応するためより拡張性の高いITインフラの導入を検討しており、OCPなど最先端技術の評価や導入を積極的に推進しています。今回、OCP仕様のネットワークスイッチ「Backpack」を技術検証のため国内データセンターに導入しました。
CTCはYahoo! JAPANに既に大規模なOCPサーバを導入しており、今後も技術検証やシステム構築のノウハウを活かし国内企業で唯一のOCP Solution ProviderとしてOpen Compute Projectを推進していきます。
Backpackの主な特徴
- Facebookで既に稼働しており、技術仕様をOCPに公開されたもの
- OCP仕様のため設計情報が公開されており、障害解析を含めたメンテナンスが容易
- 2階層のネットワーク（アグリゲーション層とアクセス層）が1つの筐体内で構成されているため、階層間の煩雑な配線が不要
- 1つの筐体で100Gbpsのネットワークポートを128ポート搭載する高い収容効率
- オペレーティングシステムは今回Backpackへの対応を発表したCumulus Linux※2を搭載
- ※1 Open Compute Project（OCP）: Facebookが自社データセンター・サーバインフラ高効率化のために設計したものをオープン化したことが起源。Facebookを含めたユーザー企業が主体となり、データセンターに最適なハードウェアを設定するプロジェクト。CTCは運営団体「Open Compute Project Foundation」と国内で初めてSolution Provider契約を締結。
- ※2 Cumulus Linux：Cumulus Networksが販売するOSが搭載されていないスイッチ上で動作するLinux ディストリビューション。
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