複数のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を利用したCUVIC Multi-CDNサービスを提供

Webコンテンツの配信経路を冗長化し、動画やアプリケーションの安定した配信を実現

PDF(135KB)

2021年11月10日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、複数のCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービスを利用して安定したコンテンツ配信を可能とする「CUVIC Multi-CDNサービス※1」の提供を本日から開始します。動画やアプリケーションの配信によるCDNについて、複数のCDNサービスにアクセスを分散したり、障害時のバックアップの経路を確保したりするサービスで、安定したコンテンツ配信が実現できます。Megazone Cloud Corporationが提供するコンテンツ配信の統合管理ポータル「CloudPlex Delivery」を活用したサービスで、電子商取引(EC)や動画、アプリケーションなど、多くのコンテンツを配信する企業を中心に展開し、3年間で300社の受注を目指します。

近年、スマートフォンやタブレットのスマートデバイスの普及に伴い、ECサイトやアプリ、スポーツや音楽などのライブ配信、動画を中心としたSNSサービスなど、コンテンツの安定した配信がインターネットサービスに求められています。CDNはそのようなデジタルコンテンツを様々な地域に配置しアクセスしやすくする仕組みで、コンテンツ配信サービスでは一般的に利用されていますが、キャンペーンによる大量のアクセスや障害が発生した時でも安定して配信できる更なる工夫が求められています。

今回提供するCUVIC Multi-CDNサービスは、複数のCDNサービスを利用してコンテンツへのアクセスを分散し、安定したコンテンツ配信を実現するCDN管理プラットフォームです。複数のCDNサービスに対して管理ポータルを通してあらかじめトラフィック量の比率を割り当てることでアクセスの集中を回避し、特定のエリア内での遅延やアクセス不可に対応することができます。また、一つのCDNサービスに障害が発生した場合でも、自動で障害箇所を検知し最適な通信経路を検出して他のCDNサービスへ切り替えることができ、安定したサービス提供の継続が実現できます。

統合管理ポータルCloudPlex Delivery は、複数のCDNサービスの管理機能とAPIを通して連携しており、GUIの設定画面からCDNの選択・登録、トラフィックの制御・測定、優先ルート、キャッシュ(データの一時保存)の削除、障害検知などの一元管理が可能で、運用者の負担軽減にもつながります。また、ポータルには、各CDNのパフォーマンス分析やコストの最適化といった機能もあるため、効率的にCDNを利用することができます。

今回、CUVIC Multi-CDNサービスでは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供する、低遅延の高速転送が可能なCDN「Amazon CloudFront」との廉価なセットメニューも用意しています。

CTCは、既にAmazon CloudFrontを含めた複数のCDNサービスの提供実績があり、CUVIC Multi-CDNサービスの提供に加えて、導入に伴うコンサルティング、設定作業、運用支援サービス、クラウドを含めたシステム構築サービスなども提供し、お客様のクラウド活用をトータルで支援します。

今後も、サービスの安定提供に関連したソリューションの拡充に努め、お客様のデジタルトランスフォーメーションを支える環境を提供していきます。

  • アマゾン ウェブ サービス、AWSおよびAmazon CloudFrontは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

Webフォームからのお問い合わせ新しいウィンドウで開く

現在掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

  • このページについてツイッターでツイート(新しいウィンドウで開く)
  • このページをフェイスブックでシェア(新しいウィンドウで開く)