2010年06月30日
株式会社ディーバ
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
日本ベリサイン株式会社
経営情報品質向上のためのソフトウェアとプロフェッショナルサービスを提供する、株式会社ディーバ(本社:東京都大田区、社長:森川 徹治、以下ディーバ)は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田 陽一、以下CTC)の提供するクラウドサービス「TechnoCUVIC」と日本ベリサイン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼最高経営責任者:古市 克典、以下ベリサイン)の提供する「SSLサーバ証明書」および「ベリサイン マネージドPKI」を採用した連結決算業務のシステム運用代行サービス「DivaSystem Managed Service」の提供を、7月1日より開始します。
「DivaSystem Managed Service」はディーバが提供する連結会計システムDivaSystemにおけるサーバ管理を始め、稼働状況報告や定常メンテナンス、システム監査向けの内部統制対応などのシステム運用を支援し、連結決算業務におけるシステム環境の効率化・最適化を実現するサービスになります。今回、CTCが提供する金融機関でも運用実績のある堅牢な仮想化ITインフラTechnoCUVICと、ベリサインが提供するSSL サーバ証明書によるクライアントとデータセンター間通信の暗号化、およびDivaSystem利用者に対して発行するクライアント証明書での高度な認証方式により不正アクセスの防止を実現し、機密性の高い財務情報に関わる業務をクラウド下で安心して行える環境を、低価格で提供することができるようになりました。
近年、連結決算業務担当部門において、国際会計基準(IFRS)への対応準備、さらなる決算早期化の要請、J-SOX法対応に伴う財務数値の信頼性向上など、連結決算関連の業務はシステム運用面も含めますます増大しています。一方で、システム環境周りも含めたトータルな業務関連コスト(TCO)のさらなる効率化・最適化が求められています。事実J-SOX法対応から、決算業務に情報システム部門が関与しはじめた企業は多く、体制整備やシステム運用にかかるコストは無視できない状況です。このような状況の中、これまでお客様のみでは実現の難しかった、連結決算業務という運用規模が小さく、固有のノウハウが必要な分野においてのシステム運用コストの低減とサービスレベルの向上を、CTCとベリサインとの協力により実現しました。「DivaSystem Managed Service」によるシステム運用代行から業務面や制度対応のサポートまで、財務情報を作成するための包括的な支援をディーバ社よりワンストップで受けることができ、企業の連結決算業務担当者がよりコア業務に注力することが可能となります。ディーバでは、「DivaSystem Managed Service」の初年度20社への導入を目標としています。
「DivaSystem Managed Service」で享受できるメリット
運用アウトソースの 利点 |
生産性向上 | IT部経理部がコア業務に集中(システム説明、緊急時調整不要) OS・Oracle・DivaSystem等の最新技術理解への投資削減 |
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CTCによる HWアウトソースの 利点 |
対災害性 | 震度7にも耐え得る二次元床耐震、電源多重化、低水没危険度 |
対HW障害 | クラスタ対応・24時間/365日 監視 | |
ベリサインによる SSL暗号化通信、 認証強化の利点 |
高セキュリティ | クライアント・サーバ間通信の暗号化による盗聴ならびに情報漏えいの防止 クライアント証明書を使用した高度認証による不正アクセス防止 |
クラウドの利点 | 拡張性 | CPU、メモリー、HDDの月単位増減可 (アクセス増等への即時対応) |
ディーバ社に 依頼する利点 |
高信頼性 | 専門家が決算現場視点で迅速・安全・確実・高品質に対応 |
包括性 | インフラ面も含むワンストップサービスにより各種の煩わしさからの解放 |
「DivaSystem Managed Service」で自社運用が不要になるインフラ所有関連タスク (30~50%のコスト削減効果を想定)
機器購入 | サーバ、UPS、Tape Drive等の機器購入やHW保守費用 |
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導入時SETUP | Setup費用及び、HWベンダ、ディーバ社、システム部との調整作業 |
稼働状況報告 | 四半期ごとのシステム部から経理部への報告会資料作成等 |
内部統制対応 | IT全般統制の支援 |
定常メンテナンス | 日次でのバックアップ、停電対応、データベース表領域監視等 OS、オラクル等のソフトウェアのパッチ適用、ウイルス定義更新等 |
機器障害対応 | HW障害対応フロー作成及び発生時の対応等(3年に1度を想定) |
決算時待機 | 決算業務に伴い、四半期に平日5日×2h+休日2日×8hの待機想定 |
HW所有関連費 | 電気代、冷房代、設置スペース費、資産管理業務、各種HW関連契約管理事務、固定資産税等 |
パッチ適用・バージョンアップ作業 | サーバ側でのOS・Oracle・DivaSystem等のパッチ適用作業およびバージョンアップ作業(適用回数制限なし) |
費用
費用は、年144万円から。
- ※ データ量等によるマシンスペックの要求増加に対し費用は増加します。
- ※ 上記金額は子会社20社程度のグループ企業での四半期決算実施時のデータ量を想定しています。
- ※ DivaSystemのライセンス費用、保守費用は別途必要です。
CTCのTechnoCUVICについて
TechnoCUVICは、仮想化技術を利用した共有型のホスティングサービスです。高度な仮想化技術を駆使してサーバ・ネットワーク・ストレージを統合し、お客様にとって柔軟なシステムを月額課金で提供しています。また、ハードウェアを冗長化して、可用性・信頼性を確保しています。長年のシステム運用実績に基づいた経験と運用体制を持つCTCによる、信頼のおけるクラウドコンピューティングサービスです。
ベリサインによる暗号化通信と認証技術について
「SSLサーバ証明書」はインターネットにおいて標準的に利用されているSSL暗号化通信を実現するものです。これによって、インターネット上を流れる、財務情報などの機密性の高い情報を暗号化し、情報の漏洩を防ぐことができます。「ベリサイン マネージドPKI」はクライアント用の電子証明書を発行するアウトソースサービスであり、低価格で信頼性の高い認証局を構築できます。また、本サービスから発行された証明書を使うことで、従来のID・パスワードを使った方式よりも強度の高い認証を実現できます。
DivaSystem(ディーバシステム)について
DivaSystemは、連結決算の効率化・高度化・早期化を実現する、連結会計システムとして開発され、現在では東証一部上場企業の時価総額トップ100社のうち45社にご利用いただいております。(2010年3月末現在 ディーバ調べ)
開発当初より、「経営情報の大衆化」を標榜し、最近では、連結会計情報のみならず、販売数量などの非財務情報含め、企業の経営判断を総合的にサポートするBI製品などへと、そのラインナップを拡充しています。
株式会社ディーバ(ヘラクレス:3836)について
ディーバは、経営情報の透明性を高め、経営品質の向上をサポートします。
2007年2月、ヘラクレスに上場。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)(東証一部:4739)について
伊藤忠テクノソリューションズ(略称CTC)は、情報通信、金融、流通分野や、コンタクトセンター、ポータルをはじめとするフロント系基幹システムの開発、オープン系システムの基盤構築、さらにデータセンター事業など特定の業種、業務に強みを持つユニークで総合力を兼ね備えたソリューションプロバイダです。最新技術に精通したテクノロジー・リーディング・カンパニーとして、コンサルティングから設計、構築、運用・保守サポートに至るトータルサービスを提供します。
日本ベリサイン株式会社(東証マザーズ:3722)について
日本ベリサイン株式会社(東証マザーズ証券コード:3722)は、1996年、VeriSign, Inc.(NASDAQ:VRSN)の最初の海外法人として設立されました。当社は、複雑化するネットワーク環境において、利用者がインフラの存在を意識することなく、安心してビジネスやコミュニケーションを行うことができる社会の実現を目指して、ウェブサイトの実在性を証明するサーバ証明書発行サービス、認証局構築のアウトソーシングサービス、ドメイン名登録サービス、セキュリティに関する様々なコンサルティング、そしてセキュリティトレーニングなど、情報セキュリティ全般にわたるサービスを提供しています。 詳細はhttps://www.verisign.co.jpをご参照下さい。
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