ローカル5G製品の保守・運用支援を含めたマネージドサービスを提供開始

導入後の運用負荷軽減により、企業のローカル5G安定運用を実現

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2023年03月22日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植 一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、企業や自治体のローカル5G※1システムの安定運用を目的として、同システムの保守・運用支援を含めたマネージドサービスを本日から開始します。CTCのグループ会社で IT システムの保守サポートや運用サービスを提供するCTCテクノロジーが本サービスを担います。価格は月額250万円(税抜き)からの提供で、ローカル5Gの導入や保守・運用の委託を検討しているお客様を中心に、3年間で80社15億円の売上を目指します。

近年、企業や自治体が、独自の5G通信基盤であるローカル5Gを導入するケースが増えています。一方、ローカル5Gシステムの運用は、「第三級陸上特殊無線技士※2」以上の国家資格を保有した無線従事者が行う必要があります。基地局の運用設計や速度低下を招く電波干渉の調査に加え、機器交換後は総務省への報告業務が発生するため、専門的なスキルを持った人材の確保が課題となっていました。

今回提供するマネージドサービスは、導入後の障害復旧や電波法に基づいた運用業務を支援するものです。障害発生時には、お客様のシステム構成をふまえたうえで、障害切り分けや調査、原因の特定及びハードウェアの交換を行います。加えて、ソフトウェアの障害発生時には、お客様のシステム環境へリモート接続し、ログの確認による原因の特定やソフトウェアの更新作業を行い、システムの早期復旧を支援します。

また、運用業務では、定期的な電波干渉の状況調査や電波到達範囲の測定、機器のソフトウェアバージョンアップなどを実施し、ローカル5Gシステムの安定運用を支援します。加えて、機器交換や設備の構成変更が発生したときには、総務省への変更申請を代行して実施し、お客様の運用負荷を低減します。

CTCグループは、ローカル5Gの基地局の運用業務を行う技術者の育成に力を入れており、370名の第一級陸上特殊無線技士※3の有資格者が在籍しています。運用・保守サービスに加えて、ローカル5Gシステムの設計から無線免許の申請、構築サービスもあわせて提供し、ローカル5Gの普及に貢献していきます。

マネージドサービス 対象製品

  • RU(無線装置)、DU(無線信号処理部)、CU(データ処理部): Nokia、ASOCS
  • 5GC(5Gコアネットワーク):Nokia、Microsoft(Affirmed Networks)
  • ※1 超高速化、超低遅延、多数同時接続を実現する自社専用の5G通信環境のこと。
  • ※2 25,010kHz~960MHzまでの電波を使用する空中線電力50W以下、または1,215MHz以上の電波を使用する空 中線電力100W以下の無線設備の技術的な操作を行うことができる無線士資格のこと。
  • ※3 30MHz以上の電波を使用する空中線電力500W以下の多重無線設備の固定局、基地局等の技術的操作を行 う無線士資格のこと。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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